2018年11月15日

シリーズ「食を楽しむキッチンのつくり方」No.6 調味料はどこに置いていますか

食が生み出す心豊かで健康的な暮らしを実現するために・・・

食と料理をこよなく愛する、わたくし石田が
「食を楽しむキッチンのつくり方」についてシリーズでお伝えします。

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No.6- 調味料はどこに置いていますか

調味料は調理器の近くに置かれていれば
作業効率が良くなります。
場所で言うと
シンクと調理器の間のカウンター上の棚、
もしくはカウンター下の収納になります。

調理器横、キッチン端部分は
使う場所から遠いことがあるためおすすめしません。

重いビンものはカウンター下に、
軽いプラスティック容器の小物は
カウンター上の棚がおすすめです。
砂糖や塩もカウンター上の棚に置くと便利です。

味噌、醤油は冷蔵庫ですが
醤油のベストポジションは
冷蔵庫の「扉」以外の棚です。
扉部分の収納は開閉時の揺れにより
醤油が空気と触れ合うことが増えるため
劣化が進んでしまいます。

味の決め手となる調味料。
入れるタイミングが重要になりますので
すばやく対応できる場所に置いてあると
テキパキと料理ができます。

2018年11月8日

シリーズ「食を楽しむキッチンのつくり方」No.5 電気調理器具はどこに置く

食が生み出す心豊かで健康的な暮らしを実現するために・・・

食と料理をこよなく愛する、わたくし石田が
「食を楽しむキッチンのつくり方」についてシリーズでお伝えします。

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No.5- 電気調理器具はどこに置く
(炊飯器、電子レンジ、オーブン、コーヒーメーカー等)

近年キッチンで使う電気調理器具が多くなってきています。
炊飯器、電子レンジ、オーブン、トースター、
コーヒーメーカー、ジューサー、湯沸かし器等
様々な電気調理器具をキッチンで使っています。

湯沸かし器を除いて
キッチンのシンクや調理器まわりに
器具を常に置くことは好ましくありません。
なぜなら、それらは
実際の調理の邪魔になるからです。

これらの調理器具は
できるだけ使いやすい高さで1ヵ所にまとめ
その場所にコンセントを設けます。
位置は作業効率も考えて
シンクや調理器の向かいの近いところに
配置するのが望まれます。

振り向けばそこに器具がある、
飛行機のコックピットのような
凝縮した作業空間になっていれば
それが使いやすいキッチンです。

2018年10月29日

シリーズ「食を楽しむキッチンのつくり方」No.4 食洗器は必要か

食が生み出す心豊かで健康的な暮らしを実現するために・・・

食と料理をこよなく愛する、わたくし石田が
「食を楽しむキッチンのつくり方」についてシリーズでお伝えします。

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No.4- 食洗器は必要か

食洗器はあった方が生活にゆとりが生まれます。
食器を手洗いされている方も多いと思います。
ただ疲れて帰ってきて食事を済ました後の
食器洗いは大変つらい作業ではないでしょうか。

食洗器を使うと水の使用量も抑えられますし
洗っている間に他の家事をすることもできます。

マザーハウスのリノベーション、新築の施主様共、
ほとんどの方が食洗器が組み込まれた
キッチンを選ばれています。

使うならどんな食洗器が良いかと考えると
私が選ぶ基準は、
静かさ
洗える食器の量
洗浄時間
耐久性
の4つになります。
安くはない便利商品ですので
慎重に選んでみてください。

ちなみに洗える食器の量は
ボックスタイプよりも
開き戸タイプの方が多く入れられます。
4つの基準において
日本製よりも少し値ははりますが
ドイツ製の方が優れているようです。

2018年10月22日

シリーズ「食を楽しむキッチンのつくり方」No.3 シンクは一つか二つか

食が生み出す心豊かで健康的な暮らしを実現するために・・・

食と料理をこよなく愛する、わたくし石田が
「食を楽しむキッチンのつくり方」についてシリーズでお伝えします。

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No.3- シンクは一つかそれとも二つか

シンクは一般的には一つのキッチンが多いと思いますが
私は問題なければ一つで良いと思います。

洗い物のためにシンクを二つにしたことがありました。
ただシンクが二つあると
一つのシンクの大きさが小さくなり、
大きな鍋が洗いにくく
二つのシンクをうまく使いきることが
難しいようです。

近年、シンクを二つにする理由は
パーティシンクがほしい
という要望によるものです。

シンクの最近の進歩はめざましく
水平方向の多層の仕切り、
隅流れシンク、
シャワー水栓、
ノータッチ水栓、
洗剤ポケット…など
一つで多機能なシンクが生まれています。
一方、排水口のゴミかごは小型になってきています。

シンクを考えるうえで重要なのが
シンクのサイズです。
幅、奥行き、深さの各サイズです。

幅は80㎝程度、
奥行きは45㎝程度、
深さは一番浅いところで20㎝はほしいでしょう。

食洗器があっても
シンクは様々な用途に使うので
このサイズが大きすぎて使いにくいことはありません。

2018年10月11日

シリーズ「食を楽しむキッチンのつくり方」No.2 キッチンはI型か2列型かL型か

食が生み出す心豊かで健康的な暮らしを実現するために・・・

食と料理をこよなく愛する、わたくし石田が
「食を楽しむキッチンのつくり方」についてシリーズでお伝えします。

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No.2- キッチンはI型か、2列型か、L型か・・どれが良いのか

これもよく受ける質問です。
キッチンスペースは4帖から6帖で設計することが多いのですが
その中に冷蔵庫や食器棚等を置くとなると(シリーズNo.1参照)
限られた空間内での設計になってきます。

結論を言うと、
私がおすすめするのはI型もしくは2列型です。

L型はどうしても角の部分が使いにくいスペースとなり
空間を有効利用しているとは言えません。
ただ、I型にしても2列型にしても
おすすめする前提条件があります。
I型は長さが3Mを越えると横移動が長くなり
使い勝手が悪くなります。
長さは3Mまでにすると良いでしょう。

2列型は近年好まれる型ですが
2列にシンクと調理器が分かれているタイプは
おすすめしません。
なぜなら、
洗った食材を調理器に運ぶ時に
通路部分を通過し、通路に水分が落ちるからです。

シンク、調理器が横一列タイプならば
食材は横移動し、通路に水分が落ちることはありません。

2列型で私がおすすめするのは、
1列に配膳スペースと
エレクトリックタワー(電気調理器設置スペース)を
設けるキッチンデザインです。

シンクが
ダイニングに向いているのか壁に向いているのかは
家族構成や使う人の好みで決めていいと思います。
ただただ流行りだからということで
大切なキッチンの配置を決めるべきではありません。

2018年9月27日

シリーズ「食を楽しむキッチンのつくり方」No.1 冷蔵庫の位置と食器棚の位置

食が生み出す心豊かで健康的な暮らしを実現するために・・・

食と料理をこよなく愛する、わたくし石田が
「食を楽しむキッチンのつくり方」についてシリーズでお伝えします。

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No.1- 冷蔵庫の位置と食器棚の位置

食や料理を楽しむにはまず使いやすいキッチンづくりが大切になります。
最初に、キッチンには欠かせない
冷蔵庫と食器棚について考えてみたいと思います。

よく話題にのぼるのが
冷蔵庫の位置と食器棚の位置について。
どこに置いたら使いやすいかという質問です。

冷蔵庫はシンク(流し)にできるだけ近いところが
望ましいでしょう。
冷蔵庫から取り出した食材は
シンクやシンク周辺に置きます。

調味料や粉ものはシンクと調理器の間のスペースで使うので
冷蔵庫がシンクの横または向かいにあると
調味料などは置きやすく、作業効率が良くなります。

この冷蔵庫の位置はキッチンの端になりますので
飲み物を取りたい家族にとっても
良い位置になります。

一方、食器棚について。
器を使う場所は冷蔵庫に比べ、より分散します。
一番使うのは調理器の周辺で、
調理器とシンクの間のスペースでも使用するので
食器棚を置く場所は
調理器の横か、その向かいが良いということになります。

ただコップを置く場所は冷蔵庫近くが良いでしょう。
コップやよく使う食器はシンクに向かって正面の壁にあると
便利でしょう。

日頃どこで何を使っているかを考えていくと
最良の位置が分かり、
それに合わせて収納をデザインしていくことができます。

2018年7月4日

夏真っ盛り

茅の輪をくぐりぬけ、夏も真っ盛りとなってきました。


3月の家庭菜園

マザーハウス紫野(モデルハウス)にはすだれもつるされました。

南庭の菜園を始めた3月から3ヵ月経ち、今は写真の通りゴーヤとミニトマトですごいことになっています。まるでジャングルのよう。


7月の家庭菜園

植物は日毎に成長していきます。菜園はその実験場、実体感場のようです。これからどんどんと生っていくであろうミニトマトやゴーヤやきゅうりたち。しっかりと実をつけてくださいね。

マザーハウス2Fのキッチンで料理して、どんな味になるのか楽しみです。

2018年6月26日

地震

先日の高槻を震源とする地震の後すぐに
3年半前に新築をした向日市のG様からメールを頂きました。
以下の内容でした。名前はイニシャルに変えています。

石田様 皆さま

前略
先日の地震には驚きました。
家は少し振動しましたが、傷一つ残らず完全に元のままです。
雨漏りもしていません。外壁のクラック等も見当たりません。
揺れの時には、きしみ音が全くなく、以前住んでいた木造家屋の大揺れもありませんでした。
鉄筋家屋の揺れのように静かに揺れていました。基礎の強さとモノコックの壁構造が効いていたように思います。
揺れの方向が西から東にかけてであったこともさいわいしたかもしれません。この方向には大壁が何枚もありますから。
加えて屋根の軽さも揺れに対しては有利な条件だと感じました。

以上ご報告まで

家内も基礎の強さが感じられると申しておりました。
強い家を建てていただきありがとうございました。

S.G

さまざまな分析からの感想であり、たいへん参考になるメールでした。
G様ありがとうございました。
いつ起こるともわからない地震、
それに備えて、耐久性・安全性ある木造住宅を創り続けていきます。

2018年6月13日

日本の原風景

先日、建築の勉強会の皆さんと美山に行ってきました。
会社から車で1時間ち少しで到着しました。

手前に写っているのが主催の先生です。

みんなで美山のかやぶきの里をそぞろ歩き。

屋根は茅葺です。

屋根の材料は川の対岸のこの茅場で育ちます。

道を歩く地元のおばあさん。

民家の2階内部の様子。

花が咲き乱れます。

お地蔵さんが家々を守っているかのようです。

近くのリゾート宿泊所に立ち寄りました。

そこにはこんな形の建物がありました。
屋根から木が伸びています。何の建物かというと…

それはにわとり小屋でした。街中にはないのどかさに包まれていました。

2018年5月30日

OB様交流会(食事会)

5月19日土曜日、夕方からOB様の交流会(食事会)を
新しいモデルハウス(マザーハウス紫野)で開催させていただきました。

前日から準備を始め、当日昼にマザー紫野の南庭の家庭菜園で
スナップエンドウと菊菜を摘み取ります。

食事に出す大半の野菜をこの食材でまかないました。

調理人は私、石田泰久。
住まいの中心「食」を最高に楽しめるようコーディネイト、設計した空間の中で
料理作りが進んでいきます。

お客様を迎える前のデモンストレーションで写真をパチリ。
本番もこんな感じでしょうか。

いよいよ仕上げ。作業に熱がこもります。

いっぱい取れた野菜を選り分けます。

ちなみに1階はこんな感じでお客様はここをご覧いただいてから2階のダイニングへ。

いらっしゃいませ。

3組のご家族がいらっしゃいました。

夜がふける迄、話に花が咲きました。皆様ありがとうございました。

今週末、6月2日、3日の土日、マザーハウス紫野の見学会を致します。
予約なしでご覧いただけますので、お待ちしております。

Webからお問い合わせ 0120-296-481