「どこを見て暮らしたいですか」初めてお伺いした際、こうお聞きしました。長年住み慣れた家からの眺め・・「あの木々を見ながら・・・」と奥様がおっしゃいました。子どもたちが巣立たれた今ご夫婦二人ゆったりと過ごす終の棲家がご要望で、お二人からこんなふうに私たちは暮らしたい・・という箇条書きのメモをいただきました。そこにはひとつひとつ夢や希望がたくさん書いてありました。
斜線制限があり厳しい条件の土地ではありましたが、ご希望をひとつでも多く叶えられるようにプランニングしました。納得のいくまで話し合いご提案しこうして完成しました。十分すぎる日差しと爽やかな風が通り抜ける自分らしい暮らしができる家になったとお喜びいただきました。どこに行っても冬暖かく夏涼しい我が家に愛犬も満足そうです。
竣工年 | H25年11月 |
---|---|
竣工時の家族構成 | 夫婦+愛犬1匹 |
構造 | 土台,通柱,管柱 無垢檜 |
断熱材 | 壁,天井:ウレタン / 床:フェノールフォーム |
屋根 | ガルバリウム鋼板 |
仕上材 | 壁:ホタテ貝塗料 天井:ホタテ貝塗,杉板貼 床:杉板 |
C値 | 1.07㎠/㎡ |
ベランダ木目がアクセント。こだわりの暗黒色ガルバリウムの外観。
小さな空間でリズミカルに入れる工夫をした玄関アプローチ。
玄関とシューズクローゼット。
1階主寝室の小さな工夫。携帯置き場と読みかけの本の置き場。ベッドが下に入り込む吊り型収納。
床下りの和スペース。あえて段差をつけて広がりを出しています。
1階のコンパクトな水回りの手づくりミラー収納と階段。
2階ダイニングの天窓の光をロフトへ届けるための位置関係。
ご主人様の集めた趣味のモノを見ながら楽しむ収納棚。
2階LDKに天窓からやさしい光が届く。
犬にも優しい杉板の床。
出窓の下にも収納を。キッチンはコミュニケーションの場、夫婦の会話も弾みます。
梁組みだってインテリア。
コンパクトキッチンの収納デザインは使い勝手から生まれました。
ロフトにもたくさん小さな光が届きます。