築80年を超え空き家になって1年、元ご実家だった住宅です。
趣のある建具や全体の雰囲気は残したままで、現在の住まい方に合ったスタイルにリフォームしました。
ご要望があったのは駐車スペースを新たに設けることでした。
前面道路近くまであった建物は駐車スペースを確保するため減築し、スッキリと違和感のない外観となりました。
逆に、手狭だった浴室は幅を広げる増築をすることで、ゆとりの空間を確保しました。
また、全ての窓をペアガラスに変え、ダイニングのフローリングに断熱材を入れ、快適性を追求しています。
ダイニングとキッチンの間にあった壁は必要な柱を残して撤去し、開放的な空間が広がりました。
これから末永くお住まい頂けるように、耐震性を補強し各部の調整を行い、ここから60代ご夫婦の新たな歴史が始まります。
竣工年 | R4年3月 |
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竣工時の家族構成 | ご夫婦 |
構造 | 在来工法 (木造軸組工法) |
断熱材 | 壁:サーモウール(リフォーム部分) 床:ネオマフォーム(リフォーム部分) |
屋根 | カラーベストの上カバー工法 ガルバニウム鋼板葺 |
仕上材 | 壁:じゅらく塗、漆喰 天井:板張り、ビニルクロス 床:杉板、畳 |
C値 | - |
〈工事前外観〉
駐車スペースがなく、敷地いっぱい道路側にせり出しています。
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〈工事後外観〉
減築し、駐車スペースを確保しました。
〈工事前〉
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〈工事後〉
畳を杉の無垢フローリングにし、キッチンと分断していた壁を撤去し、桧材の収納カウンターを造作しました。キッチン側からはレンジなどの家電が収納できます。
〈工事前〉
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〈工事後〉
キッチンの向きを180°変え、壁を撤去したことで解放感が出ました。
床の間だったところに杉材でテレビ台、棚を作り、一体感が生まれました。
〈工事前〉
タイル貼りの寒々しい浴室
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〈工事後〉
増築しシステムバスが入り、快適なバスタイムとなることでしょう。
〈工事前〉
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〈工事後〉
小便器を撤去し、杉材で棚を作りました。
落ち着いた温かい雰囲気が残っています。
〈工事前ベランダ〉
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〈工事後ベランダ〉
ベランダの目隠しも板からポリカーボネートに変更しました。
〈工事前2階〉
長押(なげし)がたわんでいるのがわかります。
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〈工事後2階〉
各部を調整しながら床・壁・天井・建具を新しくしました。
2階にはなかったガスコンセントを配管を露出させず工夫して引き込みました。
〈工事前階段室〉
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〈工事後階段室〉
階段室も生まれ変わりました。