2014年1月28日

夜咄-よばなし-


こんにちは。受付の石田です女性
冷たく澄んで張りつめた空気のこの時期、
お茶の世界では、「夜咄(よばなし)」という
いわゆる冬の夜長を楽しむお茶会があります。
昔にならい、電気は使わず
和ろうそくの灯りのみで行うとても幻想的なお茶会です。

あえて寒い時期に行うところが
ぬるきを嫌うお茶の世界らしいのですが、
先日この「夜咄」に
娘と初めて参加させていただきました。

ろうそくの灯りだけの空間は
普段の照明に慣れ過ぎてしまっている私たちを
一瞬で幽玄の世界に引き込んでくれます。

実は今回、
昨年手描きした和ろうそくを持参。

↑ 薄明りの中にほんのり見覚えのある椿の花・・(感動)
せっかくなので少しの間使わせていただきました。
娘作の手描きろうそくも持参。

春を待つすみれの花にも点灯させていただきました☆
和ろうそくの灯りの独特の揺らぎは心地よく、
なにより利休と同じ時代の明かりを体感できている
ということが感慨深いひとときでした。
また、「視覚」をゆるやかにとざされた空間では
本能的に「聴覚」や「嗅覚」が鋭くなる感じがして、
湯の音や袱紗さばきの音、衣ずれの音だったり畳を摺る音など
普段よりとても敏感に感じられて、
昔の感性豊かな文学ってこういうところで育まれたのかなと
思いを馳せたりしました。
目の前に出された薄茶。

この暗さでいただきます。
闇と一体となった身体に
お茶の香りと温もりがすーっとしみわたっていく感じさえ新鮮でした。
季節の移り変わりを大事にする奥深い茶道の世界。
その一端を体感させていただいた贅沢な夜でした☆
主催の方に感謝です。

by yumiko