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2011年11月6日

建もの探訪☆ 『新島旧邸』


こんにちは。受付の石田です女性
来年のNHK大河ドラマの主人公は「平清盛」ですが、
再来年は、同志社の創立者・新島襄の妻、八重さんですね。

お二人が暮らしていた邸宅は、現在も京都御苑の東隣に残されていて、
無料で見学できます。(京都市有形文化財指定)

外観はよく目にしていたのですが、
先日、初めて中に入りました☆

立派な洋館にみえるのですが、
屋根は日本瓦ですし、すべて真壁造り。
ガラス窓の上にもさりげなく障子があって、まさに和洋折衷のお宅。
なにしろ、江戸末期に「脱国」し、アメリカ生活10年の新島襄が
帰国後に建てた新居です。
和の中に洋風のものを大胆に取り入れる
「明治」という時代の特殊性も随所に見ることができました。
押入れも「クローゼット」っぽく見えますし・・。

右下にみえる穴は、階下の暖炉からの温風の吹き出し口。

寒い冬を暖かく過ごす工夫。
いわゆるセントラルヒーティングシステム(画期的!)
八重さんが使っていた台所も、

当時京町家で一般的だった「土間」ではなく、
床板の上にすべてが並んだ木造システムキッチン風
木造洋式(腰掛式)トイレ(画期的!)

ベッド(骨組)の展示もありました。

洋風の生活に不慣れな八重さんのベッド(右)の高さが
異常に低くされているのが、ほほえましく思えました。
新島襄先生の書斎

今回初めて知ったのですが、
新島襄先生のご趣味、

「石集め」だったのですね☆
同志社は、この地で最初生徒8名でスタートしたのだそうです。
現在はおしもおされぬマンモス校・・・。
ちなみに、
現在、大学の自販機で売られているミネラルウォーターは、
その名も『最襄級』☆

側面には新島襄先生のお言葉。
その精神は受け継がれ、慕われ続けています。
そして、その新島先生が
「ハンサムな生き方をしている女性」と評した、妻八重さん。
八重さんは会津藩の出身ですが、戊辰戦争後、お兄さんがいた
京都に転居、お兄さんの友、新島襄と結婚しています。(彼女は再婚)
この混迷の時代に、彼女をよみがえらせたNHK企画の方々の意図を
ちゃんと感じ取って今後見ていきたいです。(再来年の放送ですが・・)
・・ところで、
八重さん役は、綾瀬はるかさんに決定していますが、
我らが新島襄先生役はどなたが・・・?
ひそかに注目。
by yumiko

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