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建もの探訪☆その3 『山紫水明処』
こんにちは。受付の石田です
寒くなってきましたね。
さて、京都の鴨川。
丸太町橋の北側、向こう側の西岸を写しています。
マンションも目立ちますが、実はよく見ると、この中にひっそりと
幕末からの「茅葺の家」が残っています。
少しズーム↓
さらに倍↓
至近距離
・・・突然異空間です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ここは江戸後期の思想家で歴史家の頼山陽(らい さんよう)の書斎、
『山紫水明処』。
国の史跡に登録されていて予約制で中も見学できます。
先日、初めて中に入りました☆
建物自体も思想家らしいとても興味深いものでしたが、
当時は、窓のすぐ下に美しい鴨川が流れ、
山陽が「京都一の景勝」と絶賛するほどだったそうで、
特に夕日に映える紫色の東山と川の水面が美しく、そこから、
『山紫水明処』という名前をつけられたのだそうです。
今では「山紫水明」というと、風光明媚の代名詞として使われていますが、
最初の名付け親は山陽だったのですね。
ちなみに、「東山三十六峰」という言葉も、
最初に使ったのは山陽なのだそうです。
・・・その絶景の眺めを期待して、
山陽が眺めていた書斎の窓から東山を見てみました。
う〜ん・・・悲しい現実。
鴨川は深く掘り下げられ、(←水害対策なので良いのですが)
東山もほとんど見えません・・・。
特にこの位置から「大文字」が見えないのは悲しいような・・・。
(距離的に見えないのではなく、建物に隠れて見えない)
京都市が「眺望景観」や「借景」保全の規制に力を入れている意味が
ちょっと分かるような気がしました。
やはり東山には「大文字」、が京都の景色 (こちらは今出川橋北側)
さすが視点場付近。完璧な眺望です。
木々も色づいてきましたね☆
by yumiko