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和ろうそく
こんにちは。受付の石田です
秋の夜長、キャンドルライトの暖かで幻想的な明かりが
しっくりとくる季節です。
先日「和ろうそく」専門のお店に初めて行ってきました。
絵付けされた「手描きろうそく」は京友禅を思わせる華やかさで素敵です。
一般的な西洋ローソクとは材料も構造も異なり、
すべてが純粋な植物性の自然素材。そして一本一本が手作り。
価格が高くなるのも無理ありません。
需要が減少しても、伝統を守ってくださっている方がいらっしゃるのですね。
さて今回、この「手描きろうそく」の絵付けに娘とチャレンジさせていただきました☆
久しぶりの絵の具(アクリル)。しかも曲面。
イメージ通りに描くのは難しかったのですが、
「芸術の秋」らしい体験をさせていただきました。
目の前に置かれた純白の和ろうそく。
この表面に好きな絵を描き入れます。
私の場合、「白」を引き立たせようと
真紅の「椿」を描いてみました。
曲面に絵筆を入れることの難しさを実感。
(線がゆがみます)
一方娘の場合。
いろんな意味で馴染みのある
「すみれ」の花にしていました☆
水玉を入れるあたりが少女チック。
それにしても二人とも見事に「秋」を無視した作品です。
和ろうそくの最大の特徴はこの太い芯。
和紙の回りにイグサの髄をらせん状に巻きつけて
太い芯に仕上げているのだそうです。
ちなみに一般的な西洋ローソクは糸芯。
和ろうそくの太芯は燃え進んでも炭化したまま残るので
途中で芯切りをして炎の大きさを調整することが必要なのだそう。
寄席で最後に高座に上がる落語家さんを
「真打ち」と言いますが、
最後の人がろうそくの芯を打つ(火を消す)ことが
その語源となっていることも今回初めて知りました。
使うのがもったいない今回の手描きろうそくですが、
ご先祖様に慶び事の報告をする時や、
夏場お花が傷みやすい時期に生花の代わりのお供えとして
など粋な使い方も教えていただき参考になりました。
芸術の秋、
今月はローソクの出番が多くなりそうですね☆
by yumiko