2024年8月22日
紫野 リノベ住宅の断熱改修工事 その②
こんにちは。
マザーハウス紫野 スタッフYです。
前回に引き続いて
紫野 リノベーション済戸建て住宅の
断熱改修について お送りいたします!
前回お伝えしたように、
「天井 断熱改修」をシュミレーションし、
表面温度の測定を試みました。
表面温度とは、
主に 室内の壁・天井・床 の温度を差します。
この表面温度は、室温と同じくらい 体感温度 に影響を与えます。
たとえエアコンを効かせて室温を28℃に下げても、
外気の影響で身の回りから放出される輻射熱(表面温度から)によって、
それ以上に暑いと感じてしまうのです。
したがって
快適な住まい、省エネ住宅には
「断熱改修をしていかに表面温度を下げるか」
がポイントになります。
では、
紫野 リノベーション済戸建て住宅での
天井断熱仮施工時の
表面温度を写真でご紹介します。
ときは、8月上旬・京都市内・晴れ(時々曇)・午後3時頃。
室温は28℃です。
上の写真は屋根のトップに近い部分の測定。
表面温度38℃が測定されました。
かなり高温ですね…。
続いてトップより少し下部の天井を測定。
表面温度は34℃・33℃が測定されました。
先ほどのトップと比べると4~5度低いです。
続いて今回仮断熱施工をした天井を測定してみます。
表面温度は31℃が測定されました。
先ほど測定された部分と比べると2~3℃低い数値がでました。
ここで体感温度の計算をしてみます。
体感温度 ≒ 室温+(表面温度)/ 2
今回の紫野 リノベーション済戸建て住宅での仮断熱改修で
得た数値をあてはめていきます。
【仮断熱改修前】
体感温度≒ 28 室温 + 36 (38~34)表面温度 / 2で、
体感温度は32℃。
【仮断熱改修後】
体感温度≒ 28 室温 + 33(36~31)表面温度 / 2で、
体感温度は30℃
以上はあくまで各ポイントを抜粋して
シュミレーションしたものに過ぎません。
実際の断熱改修では、
38℃という表面温度の最高値に対しても
全面に断熱を施すことになりますので、
体感温度は実質これ以上に下がることが
予想されます。
このようなシュミレーションは
場所・日照時間・エアコン設定・外皮平均熱貫流率にも
影響してきますので、
正確な数値を出すことは困難になります。
しかし
今回の仮断熱施工の結果、
あきらかな表面温度の差を示すことができました。
お客様にとって より快適なお住まいの提供のために、
断熱改修は今後も一つの良き方法として
ご提案・提供していきたいと思います。
仮断熱改修に ご協力いただきました
紫野 リノベーション済戸建て住宅にお住まいの お客様、
快くお引き受けくださり感謝いたします。
ご協力いただき誠にありがとうございました。