2025年9月20日

アジア20か国目はトルコ旅!イスタンブール世界遺産アヤソフィアに行ってきました

暮らし家守りをサポートする石田工務店スタッフHです。

建築学生の頃からアジア大陸を旅するのが大好きで、ついにこの夏、アジア20か国を達成しました!20カ国目の行き先は念願のトルコ イスタンブール!

イスタンブールといえばビザンツ建築の最高傑作 世界遺産アヤソフィア!わたしたちも肌を露出しないようヒジャブとスカートを身に着けたムスリムスタイルで見学に行ってきました。

元々は東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルの時代に建築されたキリスト教寺院ですが、オスマントルコに征服されたあともあまりの素晴らしさに破壊されることなくモスクに改装されイスラム建築として現代に引き継がれています。

現在はムスリムの祈りの場であるモスクとして使われていますが、貴重な歴史遺産としてキリスト教のモザイク画も修復されています。
イスラム教がほかの宗教にたいして寛容であったため、このモザイク画が奇跡的に残されていたと言われており、2つの宗教の象徴が同じ建築物の中で共存していることがとてもスペシャル!

聖母子のモザイク画は祈りの場から見えないように白布で覆われていますが、見学スペースからは見えるように工夫されていて感動しました!
その寛容さこそがイスタンブールが歴史と文化の交差点たる所以なんでしょうね。

いちばん素敵だったのはこちらのモザイク画。
左側ユスティニアヌス帝がアヤソフィアをもち、右側コンスタンティヌス帝がコンスタンティノープルの街(現在のイスタンブール)をもち、聖母マリアにわたしているのだと現地のガイドさんが教えてくれました。
建築学科で西洋建築史を学んだのですが、25年たって実際にこの場所に立てたことがとても感動的で、1日5回、町に流れるアザーン(礼拝時間の呼びかけ)も心に深く響きました。

そしてイスタンブールはボスポラス海峡でアジア側とヨーロッパ側にわかれています。
大陸をわたって通勤・通学するなんて信じられないのですが、イスタンブールの人たちは日頃からフェリーをよく使っているようでした。
わたしたちも毎日のようにフェリーに乗り、アジアとヨーロッパを行ったり来たりしてイスタンブール生活を楽しみました。

アジア側の街にはこんなに可愛らしいトラムが走っています。
試しにのってみたのですが、内装が木製でとてもレトロ、がたんごとんと音を立ててのんびり町を進みます。

アジア側の街並みも素敵。
オープンカフェがたくさんあり、友人や家族と語らいながらのんびり過ごす時間をなによりも大切にする文化、本当に素敵だと思いました。

最後にトルコの定番ごはん!マンティというトルコ式餃子をご紹介します。
アジア20カ国を旅する中で台湾の水餃子、モンゴルのボーズ、ネパールのモモ、ウズベキスタンのマントゥなどたくさんの餃子を食べてきました。
中央アジアから餃子にヨーグルトがかかりはじめることにはじめはびっくりしたのですが、今は慣れたものでやはりトルコでも餃子にヨーグルトがかかっていました。
(トルコの飲むヨーグルトは塩味です!)

どこかで出会うことがあればぜひ体験してみてください!
ヨーグルト×餃子がまたおいしい!これは中央アジアの味ですね。

こちらはムサカ。野菜とお肉の煮込みとホワイトソースを重ねて焼いたもの。
おとなりのギリシアやブルガリアでもよく食べられている料理でヨーロッパの味でした。

アジアからヨーロッパへ、イスラム教からキリスト教へ、チャイ文化からコーヒー文化、餃子からパスタへ移り変わる分岐点がここイスタンブール。
いろいろな文化が交差し心地よく融合している町、歴史と人のあたたかさに本当に感動しました。

念願のボスポラス海峡を越えることができたので、数年後にはジブラルタル海峡を越えたいと思います。
旅はつづく…。

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