2018年7月5日

はじめが肝心「下ごしらえ」

すごい雨が降っています。
朝から何度も携帯の警報が鳴ります。
どちらのお住まいも大事に至らなければと願うばかりです。

ところで、今日はちょっとお料理のお話です。
これを読まれている皆さんは台所に立つお時間は長い方ですか?もしくは短い方?
私はと言うと料理には時間をかけずに時短で作りたいということのほうが多い。
どちらかというと家族のお腹を満たすため健康を支えるためにやらなければいけないなと使命感でやっていると思います。
そう思うと・・私はお料理をするのはそんなに好きで得意とは言えないなとも思います。

なのに、私は家政科で料理検定というものを経験しています。
検定がどんなものだったか具体的なことは忘れてしまいましたが、確かきゅうりをひたすら細い輪切りに切るのを練習したことは覚えています。
子育ての頃にはケーキを作ったりパンを焼いたり、おやつは手づくり。
嫁ぎ先の料理好きな母とは一緒にちらし寿司をアナゴを裂くところから教えてもらって作ったりしていました。
なんと・・お嫁入り前にはお料理学校にも通っていました。信じられない?〔笑〕
仕事を始め自宅滞在時間が少なくなると共に、私の料理は時短でパッパとやることになっていきました。

しかし、いかに美味しくきれいで食欲が増すには・・とか、旬のものを活かすには・・とか、上手に野菜を使うには・・などのことを知りたくて料理研究家の本を買って読むのは好きなのです。
栗原はるみさんとか有元葉子さんとかが好きで数冊持っています。
栗原さんの料理はやはり庶民的でおうちごはんの参考になるものが多い。
忙しい主婦でも人を招いてちょっとした寄り合いをする時の参考になるもレシピも多くとても気に入っています。
また、有元さんはというと元々専業主婦を20年されていて料理研究家になられたこともあり、視点がまた栗原さんとは少し違う面白さがあると私は思っています。

ある対談で有元さんはこのように話しておられます。
「仕事でも家庭でも、しなくてはならないことは山ほどあると思います。でも、だからってイヤイヤやってしまったら、せっかくの時間も労力ももったいないでしょう。専業主婦になった私にとって『料理』はしなくてはならないものでした。それに私は『ご飯は楽しくおいしく食べたい』という気持ちが強かったんです。だから毎日どうやったら楽しくできるか考えて、工夫していきました。それがだんだん面白くなって、仕事にまでなってしまったんです」「しなくてはならないことに直面したら、楽しめる方法を探してみるんです。そうするとしなくてはならないことが、したいことに変わる。どんどん楽しくなってくる。
例えば私の場合は、料理を作る過程を美しいと感じられたら、楽しむことができたんです。だからステンレスボウルのラバーゼなど、私なりに使いやすいと思う調理道具を考案しました。調理中も整った状態にしていると、見ていて楽しくて。そして楽しく作れたものは、出来上がったときにおいしいと思うんです。私はおいしくつくるためには、下ごしらえが大切だと考えています。だからつくる過程を楽しく感じられれば、結果おいしくできるんです」・・・と。

食事の支度やキッチンの片付け、それは主婦にとっては毎日やらなければならないことです。たまには上げ膳据え膳もいいかな・・とも思うことに少し自責の念もありますがそれは仕方ありませんよね。
料理が好きで好きでたまらないというわけではない私ですが、有元さんの美味しいものを作るための心がけ「しなくてはならないから楽しむということへ」そして「下ごしらえの大切さ」このふたつのことを大事にしなければいけないな・・と奮い立ち毎日キッチンに立つことしています。

こちらは料理時短派ではありますが、そんな私が使っている有元さんの料理の本です。

料理は下ごしらえで9割決まる!という文章が冒頭に書かれています。 ほんとうにそうだと思います。
野菜のゆで方やきり方魚の処理などさまざまな下ごしらえのコツが載っているのでとても参考になります。正しい下ごしらえ方法があるからこそ美しく美味しく時短にもなります。

さて、下ごしらえはもちろんキッチンで美味しいものを作るには、作業しやすいキッチン、使いやすい調理道具、収納しやすい仕組みづくりがあることも重要ですね。
キッチンや収納のことならお任せください!!と、我田引水の結びで今日はこの辺で失礼いたします・・・。

hiroko.hiura

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