2017年2月3日

3回シリーズ:医師と考える 健康な家づくり①

初めに…
マザーハウス石田工務店は長らく「一般財団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議」に所属しています。長い団体名ですが医師と連携して、住む人が健康であり続けられる住まいを見定めようとしています。
 今回はこの〝社長ブログ″に毎週3回に渡って『医師と考える 健康な家づくり』というテーマで住まいのあるべき本質をお伝えしたいと思います。
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いつまでも元気で活動的に長生きするには?
家族みんなが健康に暮らせる家って?
→冬季の室温の改善がみなさんの健康につながります!

近年、東日本大震災、熊本地域など大きな地震が立て続けに発生しています。私たちが住む住宅はそれらの地震に対し、充分な耐震性能を備える必要があります。
しかし、ただそれだけでは私たちの住居内の安全が守られているとは言えません。
住宅の耐震性能と同等に必要なことが住宅内部の温熱環境であると考えます。
住環境、とくに居住内の温熱環境が健康に密接な関係を持つことは、あまり知られておりません。
 WHO憲章では、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にもそして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義しています。(日本WHO協会訳)
そしてこの健康の前提条件の1番は「平和」2番は「住居」であることが明示されています。健康を維持する上で、食事、運動、睡眠、そしてそれらを「住まい」から考えることがとても大切であり、私たちが所属する健康・省エネ住宅を推進する国民会議は国土交通省スマートウエルネス住宅等推進モデル事業に賛同し、既存住宅改修前後の居住者の健康調査に取り組んでいます。
*冬の寒さと健康の関係*
血圧の変動は冬の室内の寒さが原因かもしれません。
気温の下がる冬季に心疾患、脳血管疾患、浴室内の溺死・溺水が増加しています。

出典:健康に暮らすための住まいと住まい方エビデンス集
人が健康でいられる温度は21℃前後。16℃以下になると呼吸器障害や心疾患などの深刻なリスクが高まり、10℃以下では高齢者に低体温症を発症する恐れ(リスク)があるとされています。
家庭内事故の中でも急激に増加しているのが浴槽での死亡事故です。原因となっているのが、寒い脱衣所と暖かい浴槽との急激な温度差。この温度差が『ヒートショック』とよばれる血圧の急激な上昇・低下を招き、身体に負担を与えています。
*血圧と健康のこと*
厚生労働省の調査によると、循環器疾患に結びつく高血圧と推定される日本人は全国で4000万人以上。実に日本人の3人に1人は高血圧とされています。高血圧を抑制するためには、食事・運動・睡眠とならび、住宅内の室温が重要な役割を担うことがわかってきました。

出典:自治医科大学 内科学講座 循環器内科学部門 苅尾研究室
*****②へ続く*****

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