2022年6月8日
日本人が好む色調
先月より新しく加わったスタッフYです。
色のに興味があり、これまで様々な情報を仕入れてきました。
住環境を含む私たちの生活にはたくさんの色であふれていてそれが私たちの心身に影響することもたくさんあります。
その中で、私が面白いなと思ったことをこれから少しずつアップさせていただこうと思いますので、
お付き合いよろしくお願いいたします。
今回のテーマは日本人の好む色味について。
欧米では夏には高い空から眩しい太陽がふり注ぎ、服の色はカラフルでブライトカラー(ビビットカラーに白を混ぜたもの)が多くなります。
海外旅行に行った際に、現地の鮮やかな色彩に目を奪われることがありますよね。
一方日本は欧米とは異なり、”和風の”、”伝統的な”などの意味を表すdpトーンカラー(ビビットカラーに黒を混ぜた色)が洋服だけに関わらず親しまれます。
日本は湿度が高いことから太陽の光がその水蒸気によって一部吸収されてしまっているため、欧米人に比べて明るいビビットカラーを目にすることが少ないと言われています。
でも、だからこそ日本では侘・寂の文化が発達し、神社・仏閣の落ち着いた色調が好まれるようになりました。
日本(関西)はこれから梅雨に入り、曇り空を象徴するグレイッシュな景色を目にする機会が増えます。
そんな時でも、気分までグレーになることなく雨粒が集める光を逆に活かしたアジサイなど梅雨時ならではの風景に
少し心を休めて季節を楽しみたいものですね。