2017年5月18日
新緑と龍
ここは祇園、建仁寺。
天気が良いのでぶらっと四条に出掛けた。
そこで立ち寄ったのが、この寺、
臨済宗建仁寺派の大本山である。
庭の緑が大変美しく、眺めているとすがすがしい気持ちになってくる。
この寺には壁と天井に龍がいる。
龍は水の神。火災から建物を守ると言われている。
壁の龍は海北友松作。
現在京都国立博物館での特別展覧会に出品中で
拝観時は高精度の複製画になっていた。
もう一つの龍、
法堂の天井画は小泉淳作氏によるもの。
あまりにも大きな2頭の龍が
親しみある穏やかな表情で見つめている。見つめあう。
力強い龍の手が私の心をわしづかみにするのに時間はかからなかった。
芸術の力強さを実感した五月の一日だった。