2011年2月23日

ミツバチがつくった・・・


これはミツバチが巣をつくる時に分泌する「密ろう」といわれるもの。
ミツバチはこれを土台として丈夫な巣をつくっていくので、いわゆる巣のベースとなる材料だ。
「はちみつ」を採取したあと、空の巣を煮溶かすとロウ状のこの「密ろう」が採取できるそうだ。
天然ワックスとして需要があり、市販もされている。
少し前、大阪の高松銘木店さんに、なんと自家製!の「密ろう」をおすそわけしてもらった。
(写真↑ 紹介する前にかなり使いこんでいるが・・・)
高松銘木店さんではなんと会社の屋上で実際にミツバチを飼って、
この「密ろう」を手作りされている。すごい・・・。
「密ろう」は天然のワックスなので無垢の木材に塗るとよくなじみ、深みのあるツヤがでる。
さすが自然素材にこだわりをもつ銘木店だ。
いただいた「密ろう」、自宅の無垢のフローリングに塗ってみた。確かに柔らかい光沢がでる。
一般のワックスのテカテカした気になるテカリは全くない。

・・・しかし!
今回、この「密ろう」のもう一つの驚くべき威力を発見したのである。
それは、「潤滑油」としての威力だ。
昔、開け閉めがしにくい引き戸の敷居にロウソクをぬって滑りやすくする知恵があったが、
この「密ろう」の威力はすごい。
つい先日、近所の高齢の方に「古い引き戸の開け閉めに力がいる」と相談され、
試しに、とこの「密ろう」を塗ると、驚くほどスムーズに改善!
試した本人が一番びっくりしたのである。

ミツバチってすごいですね。

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