2013年4月8日
京都の桜
日曜日、弊社お施主様(T様)が主催している「自然観察会」に参加するため
京都府立植物園を訪れた。
先週末の強い風雨で園内の桜が心配だったが
咲き誇る花々は健在。見事だった。
「桜前線」という日本独特の言葉が示す通り、
日本人なら誰もがその開花を楽しみにする国花、桜。
今年、京都の桜の開花は昨年より12日も早かったそうだ。
観察会を主催するT様の説明のもと
様々な色、形の桜をじっくりと鑑賞させてもらったのだが
とにかく園内の桜は実に種類が豊富である。
狭い範囲でこれだけの種類が鑑賞できるのは植物園ならではだろう。
京都には数々の桜の名所があるが、案外穴場かもしれない。
「植物園のこの時期を逃すともったいない」と、T様はおっしゃっていた。
雨上がりの桜もまた、艶やかで美しかった。
清楚な八重桜 「佐野桜」
黄緑色の桜 「御衣黄(ぎょいこう)」
葉が桜餅に使われるという「大島桜」
色形が異なる様々な桜が並ぶ
古木に根をはり、新たに花を咲かせている健気な桜もあった。
竹筒を使い、新しい根を土に誘導している。
植物園の方たちの愛情を感じる一本だ。
そして桜に集まるのは人だけではないようだ。
木々を見上げるたびにいろんな種類の鳥を目にした。
春の花は色鮮やかで明るい気持ちにさせられる。
植物園の春はまだまだ続きそうだ。