家庭の味 おいしいの中にあるもの 家庭でつくる一番おいしい食事づくりをサポートするのがマザーハウス
家庭の味
おいしいの中にあるもの
今日の朝一番の作業は
コーヒーの豆挽き
ペーパーフィルター出しの
ために、コスタリカブレンドを粉にします。
出来上がったコーヒーを一口飲むと、優しいまろやかなコクと香り。上々のできあがりでした。
本日のスタッフの口に合うと思い、朝礼後にサーブして飲んでもらいました。
コーヒーも一口に言って好き嫌いがあり、好きでも好みもさまざま、体調によってもおいしいと思える味が変わります。
こんなことを考えていると
ある戦国武将に関するエピソードを思い出しました。
石田三成の三献の茶
鷹狩りをした豊臣秀吉は喉がかわき、三成が小僧をしている寺に立ち寄りました。
誰か茶を点ててくれないかという願いに私の先祖である三成は、大きな茶碗に
7、8分目のぬるい茶を点てて秀吉に渡しました。
秀吉はうまいとごくごく飲み、もう一杯所望しました。
二杯目に三成は普段通りのお茶を点て渡し、これを飲んだ秀吉は三杯目にどんなお茶がでてくるかと思い、もう一杯いただくことにしたのです。
その茶は小さな茶碗に少し熱く点てたお茶でした。
この茶を飲んだ秀吉は、住職に三成を譲り受けられないかと頼んだというお話です。
私の祖先が石田三成にあたるかどうかは諸説あります。
こんな話が頭をよぎりました。
このような事ができる飲食店はまずないでしょう。
できるとしても、とっても高い店に限れるのではないかと思います。
飲食店は一定の味の確保を求めているため、個別対応しにくい一面がある。
このことが普通にできるのが家庭です。
よく家で食べるご飯が一番おいしいと言われるのは、このように根底に気づかいという愛があるのではないかと私は思うのです。
家庭でつくる一番おいしい食事づくりをサポートするのがマザーハウスであり、
私に求められている使命であると思っています。
住まいに広がる愛があふれるために