2011年1月13日
住宅の寿命とその理由
住宅の寿命(平均使用年数)のデータを国別にみると、
イギリス・・・141年
フランス・・・ 86年
ドイツ・・・・・ 79年
それに対し、
日本・・・・・ 26〜30年
住宅一棟の重さは80〜100t なので、
日本では毎年ものすごい量の解体物が発生していることになります。
日本の住宅が壊される理由は何でしょうか。
30年で自然と壊れる住宅は一棟もないはずです。
みんな人が壊しています。
その住宅に不満をもち、嫌気がさすのです。
原因は、音(騒音、ガタつき)、湿気(結露、カビ)、熱(寒さ、暑さ)、間取り、耐震性の不安 等々・・
住めれば良い時代から、豊かな暮らしが望まれる時代へ。
その変化の中で、住宅では音、湿気、熱が問題の中心となってきました。
より良い住宅に住みたいという熱き思いの結果、
日本の住宅が壊されていく現実がここにあります。