2009年12月1日

住まいの成功・失敗・いろんな声をサポートします(4)

-お客様のいろんな声を想定してつくりましたー
×失敗   吹き抜けのかっこ良さを優先してしまった
リビングに吹き抜けをつくったら冬は大変寒い。暖房をしても暖かい空気が上に上がり、足元が冷えてくる。間仕切りをもっとしっかりすれば良かった。
設計コメント
 従来型の日本の住宅に吹き抜けをつくることは大変難しいものです。冷暖房がきかない住宅が出来上がってしまいます。
 皆さんは高断熱、高気密住宅をご存知ですか。このタイプの住宅であれば反対に吹き抜けをうまく利用し、空気を行き渡せることによって、家全体を快適な空間につくり上げることができます。弊社では17年前からこのタイプの住宅に取り組んでいます。
△少し失敗   対面式キッチンにはこんな問題がありました。
対面式キッチンは子供の遊びや勉強の様子が見ていられるので、安心です。ただ、焼きもののにおいや煙りがリビングにもれてしまうのが難点です。
設計コメント
 家族、特に子供とのコミュニケーションに関して対面式キッチンは優れています。
ただ、対面式キッチンの場合プラン上フードまわりの空間が壁付けキッチンに比べ空いてしまいます。それによりにおいや煙がより広まることが考えられます。
そこで調理のにおいや煙の広まりにくいIHクッキングヒーターがおすすめです。キッチンまわりの掃除もぐっと楽になります。
○成功     リビング続きの和室が大活躍
 リビングの横に和室をもうけ、障子を開けるとつながる間取りにして大正解。畳の上で安全に遊んでいる子どもを見ながら安心して家事が出来ます。
設計からコメント
 障子などの引き戸でリビングに和室をつなげると開けた時に広々として空間にゆとりが出来ます。畳の部屋がリビングの横にあれば、ご主人が食後にゴロッと横になることができますし、(もちろん奥様でもかまいません)来客の寝室がわりにすることもできます。

2009年11月21日

11月23日 イベント満員御礼のお知らせ

弊社主催で企画致しております
2009年 秋の感謝祭
「笑」・「食」・「住」を楽しむイベント
について、
お陰様を持ちまして第1部、第2部共に、
多数のお申し込みを頂き、定員となりました。
この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げますと共に、
当日お越し頂きますお客様に楽しんで頂けますよう
万全の準備を整えていきたいと思います。
㈱石田工務店 代表取締役 石田 泰久

2009年11月16日

住まいの成功・失敗・いろんな声をサポートします(3)

-お客様のいろんな声を想定してつくりましたー
○成功   2階がすごく気持ちいい
2階にLDKと洗面とトイレ 陽当たりもばっちり
物干しも2階のバルコニーなので移動距離も少ないので便利です。
設計コメント
 1階の陽当たりがあまり望めないなら2階にリビングや水まわりを置くと、気持ちよく生活できます。とにかく明るくなります。ただ一つ注意が必要です。階段は将来のことを考えゆる目につくりましょう。
×失敗   やっぱり、洗濯機は脱衣室に置けば良かった。
キッチン横の洗濯機は調理しながら洗濯できて便利かと思ったけれど、洗うものは脱衣室まで取りに行かなければいけない。もっとよく考えればよかった。
設計コメント
 必ずしもキッチンの横の洗濯スペースが悪いわけではありません。洗濯を分類すると
汚れものを集める→洗濯する→洗濯物を干す→洗濯物を取り込む→洗濯物にアイロンをかける→洗濯物をたたむ→洗濯物を収納する。これだけの作業をこなしているわけです。
したがって一つ一つ日々の生活を見つめてプランニングすることが重要です。
×失敗   冷蔵庫までが遠すぎる 
待望の対面式キッチンが出来上がりました。しかし冷蔵庫を一番奥にしたため、家族みんなから飲み物を取りに行くのが不便だと言われます。
設計からコメント
 家族のコミュニケーションがとりやすいため、対面キッチンが増えています。したがって一般的に冷蔵庫や収納はダイニングからより遠いところになります。その状況の中で冷蔵庫をダイニングに近づけるプランが望まれます。キッチンのまわりをくるっとまわれるプランなんかもいいですね。

2009年11月2日

松下幸之助翁

現在のパナソニックの創業した松下幸之助さんがよく語られた言葉は「自然の理法」という言葉があります。幸之助さんはたびたびこの言葉を語られ書籍にも記されています。その「自然の理法」についてまとめてみました。
自然の理法とはすべてのものに働いている力の法則のことなんや。
自然の理法の特質は何かといえば、生成発展ということやとわしは思っておるんや。
宇宙全体万物ことごとくが常に動いておる。止まっていない。人間が誕生してから今日までのことを考えてみても、生成発展というふうに考えたほうが、理にかなっておると思うな。
自然の理法にのっとり人間も最初の姿を考えれば、長い年月、わずかではあるけれど、そこに進歩の過程を見ることができる。原始の昔に比べれば人間は発展をしてきたと言えるわけやな。
ものごとはこの自然の理法にのっとておるならば、必ず成功するようになっておる。成功しないのはこの自然の理法にのっとていないからで、それは自分にとらわれたり、何かにこだわったりして素直に自然の理法に従うようなことをせんからや。
大切なことは、人も物もすべてをあるがままに容認するということや。万物いっさいが使命なり特質、意義というものをもって存在している。いかなるものであってもその存在を否定したり排除しないということや。何事にもとらわれずにあるがままにこれを認めることが必要なんや。
【参考文献】 経営秘法    江口克彦
       人間を考える  松下幸之助
                  PHP文庫
この言葉は、人、自然、地球、宇宙の関係の中で人のあり様を示す意味深いものだと思います。この宇宙の中で生かされている自分というものを感じます。

2009年10月26日

住まいを料理する

私は家でしばしば料理をつくります。実は料理と住まいづくりはたいへん似ていると思うのです。どんなところがって、それでは比べてみましょう。住まい造りを料理に例えてみるとこうなります。
おいしい料理を作るには、3つの要素が欠かせません。
まず、新鮮な材料。
そして、正しいレシピ。
さらに、もう一つは何でしょう?
そうです。
腕の良い料理人です。
この3つがすべてそろわないと本当においしい料理はできませんよね。
もし、材料が腐ってたら?
たとえ正確なレシピで、超一流の料理人が作ったとしても食べられません。
もし、いい加減なレシピだとしたら?
3つ星レストランのシェフが新鮮な材料を使ったとしてもおいしくはないでしょう。
では、最高の材料と完璧なレシピがあれば、すばらしい料理ができますか?
答えは、もちろんNOです。
それは、料理人の腕しだいだからです。
調理する人によって味は違ってきますよね。
住まいづくりにおける食材は建築材料です。
粗悪な材料や有害な物質を含んだ材料ではなく、自然素材を使ってる。
住まいづくりにおけるレシピは設計図です。
もちろん正しく構造計算された、みなさんがそれぞれ満足いくプランです。
住まいづくりにおける料理人は施工者です。
いくら良い材料ですばらしいプランでも、施工がまずければ良い家はたちませんよね。
建築材料、設計図、職人3拍子そろうことが重要です。
厳選された材料、よく話しを聴いてくれる建築士によるプランニング、熟練の職人。
この3つが住まいづくりの重要なポイントです。
皆さん家を建てる時は、この基準ですすめて下さいね。必ず、納得できる住まいになります。

住まいの成功・失敗・いろんな声をサポートします(2)

-お客様のいろんな声を想定してつくりましたー
○成功     トップライトが大正解
南側から光が望めないLDKなので北側にトップライトをつけたら部屋中が明るくなったように思います。
トップライトを計画して良かった。
設計コメント
まわりからの光を期待できない敷地ならトップライトは大変有効です。
トップライトは窓の3倍の明るさを期待できます。

○成功     2方向から出入りできる玄関収納玄関収納スペースに玄関と廊下から入れます。収納も多くとれ靴の脱ぎ履きも楽です。
設計コメント
 玄関に収納スペースがあるとたいへん便利です。
 床から天井までが高くとれるため多くのものが収まります。
 多容量なのに収納スペースの扉を締めればスッキリとします。
 2方向出入りだと重い荷物も靴を履いたまま運ぶことが出来ます。
×失敗     セキュリティの操作盤の位置を間違えました。
 セキュリティの操作盤をリビングに付けてしまいました。家に帰り靴を脱ぐのに手間取っていると侵入センサーが作動してしまいます。玄関に付ければよかった。
設計からコメント
 便利なものが不便になることがあります。適材適所。あらゆる設備器具は住まいの生活スタイルに合わせて設置することが大切です。

2009年10月20日

弊社が所属する研究会からの報告です

住まいの健康度調査について 
安全な住環境に関する研究会では、住宅屋内の寒さを健康問題の原因の一つとして検討している。
2008年秋、高断熱住宅が居住者の健康にもたらす影響について調査を行った。
高断熱の戸建住宅に転居した家庭を対象に、アンケートを実施。100件について回収し、結果の概要をまとめた。
これによれば、
・高断熱住宅に転居した人の多くが、寒さを感じなくなった。
・ただし、集合住宅から戸建住宅に移った人は全体的に暖かさ感が少ない。
・同じ家でも、居間のように暖房を普通に使う部屋では暖かさ感が大きいのに対し、寝室や脱衣所などの暖房をあまり使わない部屋では、暖かさ感が多少減る。
・健康への影響では、以前の家で悩まされていた症状の多くが、転居後、改善していること。
特に、様々な症状が実際に軽減されている割合は予想以上に大きく、住宅の高断熱化の必要性につながるものとして重要であるとともに、調査結果自体の再現性・精度をより吟味しなければならないことを示していた。
これを受け、平成20年12月から21年1月にかけて、第二次調査として、700件の住宅、2400人以上の居住者のデータが回収された。

続きを読む »

2009年10月17日

住まいの成功・失敗・いろんな声をサポートします(1)

-お客様のいろんな声を想定しつくりました-
「○成功 部屋の2面に窓をつけました」
ほとんどの部屋の窓を2面に付けたので、風通しがものすごくいい。
設計コメント 通風には風の道をつくることが大切です。
        その為にも一部屋に窓を2つとることは有効です。
「○成功 家の南と北に風が流れるように窓をつけました」
南に大きな窓 反対の北に小さな窓をとったら、気持ちいい風が流れます。
設計コメント 南と北では気圧と温度の差がある為、南北に窓をとると、
        空気が流れます。開放的なプランにして風の道をつくりたいところです。
「×失敗 クローゼットの換気を考えたら良かった」
クローゼットの中の空気がこもり湿気も高い様子。換気扇や窓を付けたら良かった。
設計コメント クローゼットの中はどうしても空気がよどみ湿りがち、
        窓がだめでも、24時間 低風量の換気扇を付けると問題が解決します。

2009年8月17日

第6回 木工教室のご案内

夏らしい日があまり無かった今年の夏ですが、いかがお過ごしですか。今年も恒例になりました「大工とつくろう木工教室」を8月の23日弊社工場で行ないます。隠れた日曜大工の腕を持ちながら、披露出来ずにいる皆さん是非この機会に腕を振るってみませんか?材料は工場にある木片で想像力も企画力も発揮してみませんか?
これまでの力作を紹介しますと、本棚、いす、玄関の踏み台、収納庫、すのこ、ゴミ箱、サイドテーブルなどなど本当に多種多彩に仕上げていらっしゃいます。
また、子ども達と一緒に何かをつくる機会のないこの頃、利用されてはいかがでしょうか。ご家族、ご友人、お誘い合わせてのご参加お待ちしております。
日 時  8月23日(日)Am10:00(受付9:30〜)からPm3:00頃
会 場  ㈱石田工務店原谷工場(京都市北区原谷)
参加費  大人500円 子供 300円 材料費は無料です。
     軽食と飲み物は用意しておりますが、お弁当はご持参下さい。
皆様からいただきました参加費は地震災害地支援金として寄付させていただいております。
    
申込方法はメールisco@wonder.ocn.ne.jp Fax075-451-8040 フリーダイヤル0120-296-481
にてお名前、ご住所、電話番号、参加人数(大人、子供)をお願いします。ブログを読んだと一言添えて頂けるとうれしいですね。
 
株式会社石田工務店
代表取締役 石田泰久

2009年7月27日

横を見ると駅

H21.7.24 はぴeビルダー会(エコ住宅をつくるメンバー)の総会で大阪の堂島ホテルに行きました。恥ずかしながら、今日気づいたことを書かせてもらいます。
行きは、京都市北区紫野の会社から 市バス→地下鉄→JR京都駅からJR大阪駅→徒歩10分でホテルに到着。しかし、よくまわりを見ると 近く徒歩3分で京阪「渡辺橋駅」があるではありませんか!ということで、帰りはその駅から京阪一本で出町柳駅→市バスで紫野迄帰れました。
ほとほと 知らないことはそんですねぇ。ゆったり座って、より早く家に戻れました。
日々、こんな工夫をすることがいっぱいあるんじゃないかなあ つくづく実感しました。

Webからお問い合わせ 0120-296-481