2024年2月6日
『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』展
暮らし家守りをサポートする石田工務店スタッフのMです。
先日、アメリカの近代建築の巨匠であり、20世紀を代表する建築家の一人、
フランク・ロイド・ライトの展覧会に訪れました。
ライトといえば1923年に竣工した旧帝国ホテルの設計で知られています。
この建物は1967年まで存在し、「東洋の宝石」と称される優美な建築、内装、家具に至るまでその短いながらも印象的な歴史を刻みました。
関東大震災でも大きな被害を免れ、3Dプリンターで再現された模型を通じてその全貌を垣間見ることができ、現存しないことを惜しむ思いがさらに強まりました。
愛知県の明治村へ中央玄関部分が移設されています。
(こちらも素晴らしいです!)
ライトは平等院や浮世絵の他、マヤ文明からもインスピレーションを得て、その多様な影響が彼の作品に反映されているのがわかります。
展覧会では、彼のユーソニアン住宅の一部が再現され、その中に込められた哲学が垣間見えました。唯一、撮影可能となっています。
フランク・ロイド・ライトの建築の創造性と革新性が
今もなお私たちに響き続けていることを感じさせられる素晴らしい展覧会でした。
パナソニック汐留美術館
2024年1月11日~3月10日まで開催