2021年12月15日

『味が出る』という言葉が好き

暮らし家守りをサポートする、マザーハウス石田工務店 スタッフのK.Nです。

小さい時に父の革靴にミンクオイルを塗って手入れしていた母から、
お手入れ次第で革はとてもきれいになることを教えてもらい、
小さいながら磨いた後の靴は新品とはまた違う艶で『かっこいい!』と
感じたことを憶えています。

そんな記憶からか、使い込んでいるうちにいい『味が出る』という言葉に
魅かれてしまいます。

家のリビングに革のソファがあり、手で触った時に
なんだか革がかさついてきたな…と感じたらお手入れするように
しています。

かさついた革には汚れを落としたあと、栄養クリームを塗ります。

使っていると革の色も剥げてくるので、剥げた部分にはこの栄養クリームに色を混ぜて
伸ばしていきます。少し乾かしてふき取るとつやっつやになります!

栄養クリームも色もたくさん試してきましたが、ようやくこれに落ち着き
定番になりました。
納得いくものを見つける過程も楽しく、色々な色を試しているうちに
なんだか革の色も深みのあるものとなり(よく言えばですが…(-_-))、長年かけて
『家のソファ』になってきました。

キッチンで使い込みたいのは鉄のフライパン!

鉄のフライパンは使えば使うひど油なじみも良くなり、育つ過程を楽しみながら
長く使うことができます。
鉄のフライパンは焦げ付きにくくするために、使う前に『油返し』といって、
加熱したフライパンに多めの油を入れて、全体を馴染ませたらオイルポットへ戻す
ということをします。
多め…くらいなので案外量もいらないですし、全体に馴染むくらいで
大丈夫です。

将来、使い込んだ愛着のあるフライパンに育つことも楽しみにのひとつにして
毎日使っています。

身近にある毎日使うモノを『いい味が出る』まで大切に使い、育つ過程を楽しみながら、
モノを大切にする気持ちを忘れずにいたいです。

Webからお問い合わせ 0120-296-481