2012年12月19日
My music collection no.4
高校生の時、人生で初めて買ったクラシックのアルバムが
このレコードだ。
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ピアノ・ソナタ第14番「月光」
協奏曲「皇帝」では、ベルリンフィルをバックに
巨匠ケンプが壮大なスケールで美しい旋律を奏でる。
このアルバムを見ていると、
高校の音楽室を思い出す。
音楽の先生がレコードに針をおとすと、
ピチピチという音の中から
ピアノの美しい音色があらわれるのである。
「皇帝」は、ベートーヴェンが手がけたピアノ協奏曲の最後の曲で、
私が最も好きなピアノ曲の一つである。
数々のピアニストもこの曲を好んで演奏しており、
それを聴き比べるのも楽しみの一つだ。
マウリツィオ・ポリーニ演奏の「皇帝」
グレン・グールド演奏の「皇帝」
さて、年末。
恒例の「第九」が日本中で響く。
ベートーヴェンが
苦悩のすえに組み立てあげた世界観。
時を経て今なお、
私たちの心を捉えてはなさない。