2014年6月12日
龍谷ミュージアム
龍谷ミュージアム(京都市下京区堀川通正面下る/西本願寺前)
先日、龍谷ミュージアムにて開催されていた
『チベットの仏教世界』展に行ってきた。
仏教伝来の歴史的な奥深さを実感する
見ごたえのある展覧会だった。
ミュージアムの正面には
世界文化遺産の「西本願寺」がある。
この西本願寺に向き合う形で位置する龍谷ミュージアム。
この建物の特徴の一つは
強い西日を遮るセラミックの「すだれ」であろう。
夏の冷房負担を減らすと同時に
京都らしい景観をつくりあげたデザインはすばらしい。
龍谷ミュージアムは昨年、
京都市の「環境配慮建築物最優秀賞」を受賞したことでも知られている。
今回訪れてみて、
展覧会だけでなく建物自体もじっくりと見学することができた。
1階はガラス張り。
正面の堀川通りから一本東の油小路通りが見渡せ
通り抜けることができる。
1階から地階の中庭へ降りる。
低い天井が吹き抜けの解放感をいっそう引き立てる。
風が通り抜け、光を切り取る。
階段を上がると油小路通りだ。
ミュージアム裏手の油小路通りには
多くの仏具・法衣店が軒を連ねているが
その中にひときわ目をひく建物物がそびえているのが見える。
こちらは「西本願寺伝道院」
京都市指定有形文化財である。
入口の狛犬の頭部が一味違う。
(右奥に見えるのが龍谷ミュージアム)
歴史ある街、京都の散策はおもしろい。