2014年6月25日

鷹峯 -光悦寺-


会社から大徳寺をぬけ、
鷹峯街道のゆるやかな登りを30分ほど歩いたところに
本阿弥光悦ゆかりの「光悦寺」がある。
先日、久しぶりに訪れた。
紅葉で有名な観光地であるが、新緑の頃のもみじも美しい。

自然と融合した造形美が光悦の世界へといざなう。
有名な「光悦垣」

竹垣のなだらかな弧を描いた曲線は地中に沈み込む。
空間に奥行を生み出す造形美にただただ感心する。
茶道への造詣が深く芸術分野に広くすぐれた才能を発揮した
本阿弥光悦は徳川家康からここ京都鷹峯の地を拝領し
一族や職人集団を集め理想郷としての芸術村をつくった。
没後は日蓮宗の寺となったが、
光悦寺境内には現在も七つの茶室が点在している。

借景の山々に建物が溶け込む。
点在する茶室をつなげる 山中のそよ風、うぐいすの鳴き声が心地よい。
少しだけゆっくりした時が流れている。

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