2017年2月1日
ささやかなしあわせ
ヨーロッパを中心に新たなライフスタイル「ヒュッゲ」がブームになっています。
ヒュッゲとはデンマーク特有の言葉で、生活全般の様々な心地よい時間や空間とされ
「幸せを感じる瞬間」とも言えます。
これはすなわち「幸せを意識する生活を送ること」かもしれません。
例えば家族や友人と一緒にコーヒーを飲みながら過ごすひとときは、人によっては幸せを感じるでしょう。これをヒュッゲというわけです。
日本はどうでしょう。
世界幸福度ランキングは2012年40位から毎年下がって2016年は53位になりました。
しかし名目GDPは、世界3位の経済大国です。
ヨーロッパの人たちが幸せを感じる場面で日本人も同様に幸せを感じる人もいるはずです。
ではなぜ、このように幸福度ランキングに差が出てしまうのでしょうか。
ひとつには、自己主張が控えめな日本人の国民性とも。
幸せかどうかを他人と比べてしまい、幸せと感じる基準が高くなる傾向にあるのではないかとも。
しかし逆に言えば、日本人もヒュッゲを意識できれば、日本は相当幸せを感じる国ではないでしょうか。
このように見ていくと、日々の生活において人それぞれの感じ方や考え方ひとつで幸せになれることを改めて知ることができます。
朝のNHK連続ドラマ「ととねえちゃん」でよく出てきた言葉に「ささやかなしあわせ」がありました。
日々の日常生活の中にささやかなしあわせを見つけ出せる人こそ、しあわせな人生を送れる人なのかもしれません。