2017年6月26日

美味探求 part24 -スペアリブと冷製和風オムレツ-

よく行く「かわきた屋」さんで仕入れたスペアリブで
夕食のメインディッシュをつくった。
先日下処理をしてストックしていた実山椒が活躍する。
肉の下処理も丁寧に行っている。
塩水洗いと50℃洗い。これでぬめりと臭みを取る。
弱火で脂面を20分、両側面を少し焼いて、余分な脂を捨てる。
そして作り置きのオリジナル和ダシで蒸し焼きにする。
味付けは味醂、豆板醤、出汁、バルサミコ酢、ケチャップ、塩、こしょうと実山椒。
煮詰めた後、仕上げに醤油をたらす。

もう一品、冷製和風オムレツ。

切り口に見えるのは
アスパラガス、さやいんげん、にんにくの芽、長いも。
先茹でしておく。
野菜は一方向に並べておく。この方が切った時に美しい。
上にはタマネギのスライス。
味付けは和風ダシ。粉チーズをたっぷり加えている。
弱火で25分待てば出来上がり。
家庭菜園で採れたバジルを添えて。
冷やしていただく夏の一品。

2017年6月22日

九重桜

個人的に気に入っている味醂を紹介したい。
愛知県碧南市、九重味醂㈱(創業1772年)が醸造している
「九重桜」

京都市左京区にある詩仙堂、石川丈山の流れをくんでいるという。
この味醂はうまい。
料理に使って良し、そのまま飲んで良し。
全国味醂品評会で名誉大賞を受賞している。
味醂の世界も、「みりん風調味料」「本みりん」「本格みりん」に分けられる。
味に劣る「みりん風調味料」は論外として、
「本みりん」も原料用アルコールを使った化学的抽出法でつくられる。
これに比べて九重桜のような「本格みりん」は
もち米、米麹、米焼酎につけ込むこと約70日を経て
重みをかけて自然の搾り出しでつくられる。

名前の「九重桜」、実物は京都にある。

京北町周山の常照皇寺にあるこの桜は
京都府の桜の中で唯一の天然記念物の品種である。

京都との縁を感じ、一杯。

氷を浮かべてのオンザロックやソーダ割りがうまい。

2017年6月7日

初夏の味覚

山城産の山椒の実を手に入れた。

実を小枝からむしり取る。

ここまでで約30分。

熱湯で2〜3分茹でて、タッパーへ小分けする。
冷ましてから冷凍庫へ。
これで1年間、料理に使える名わき役ができた。

山椒は小粒でぴりりと辛いだけでなく、
後で食べるものの味を増幅させる効果がある。
うま味が増すということになる。
これから出てくるどんな食材に合わせられるか楽しみだ。

2017年5月24日

コーヒーが見直されています

朝、1日の始まりにコーヒーを飲まれる方は多いと思います。
コーヒーを淹れたときの、ふわっと膨らむ香りに心癒されます。

数年前までは、コーヒーに含まれる成分のカフェインが胃痛を引き起こすことや、睡眠の質を低下させる作用があるため、コーヒーは体に良くない嗜好品と位置づけられてきました。

しかし、今ではその逆で、飲めば寿命が延びる健康飲料だと言われるようになりました。

国立がん研究センターが全国の40〜69歳の男女約9万人を対象に、コーヒーを飲む習慣について調査を行い、病気による死亡との関係を調べました。
コーヒーをほとんど飲まない人と比べてコーヒーを1日3〜4杯飲む人は、死亡リスクが24%も低い結果が出ました。

米国でもほぼ同じ結果が出ており、1日に4〜5杯飲むと死亡率が最も低下し、それ以上多く飲むと逆効果になります。
最近では、糖尿病や心疾患、アルツハイマーといった現代病にかかる確率も大きく下げるという結果も出ています。
その要因には、第一に、コーヒーに含まれるクロロゲン酸に、血糖値を改善して血圧を調整する効果や、抗炎症作用があること。
第二に、カフェインには、血管内皮の機能改善と呼吸器機能を改善する効果があり、循環器疾患や呼吸器疾患死亡の低下につながると言われています。

またコーヒーには心の健康に対して効果もあり、1日4杯のコーヒーを飲む人はうつ病のリスクが20%も低く、自殺率が53%も下がったという調査報告を米ハーバード大学が発表しています。
このコーヒーの香りによるリラックス効果は、コーヒー豆の産地によって脳への影響に差が出るそうです。

日本で人気のブルーマウンテンやグアテマラの香りはリラックス効果が高く、ブラジル・サントスやハワイ・コナの香りは脳の働きを活性化してくれるため、集中力アップ効果が高いとされます。その時の気分や作業内容に応じて、豆の使い分けをするとより効果を実感できそうです。

自分でドリップコーヒーを淹れることは、それまでの仕事や家事を一旦止めて、違うことに集中することになり、気分転換にもなります。心も体も健康な状態を保つために、生活の中により深く、コーヒーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

2017年5月22日

時代を切り取る写真展

友人の芸術家M君に紹介された
写真家、安珠(Anju)の写真展に行ってきた。
場所は四条花見小路下ルのライカギャラリー京都。

1階はカメラのライカのショールームであり
2階が今回の写真展のギャラリーになっている。


ジバンシーの専属モデルであった安珠さん。
帰国後は写真家に転身した。
今回の展示会は1200年前の京都「平安京」に焦点を当てたものだ。
写真観を作詞家松本隆がつづり、
会場には細野晴臣が手掛けた音楽が静かに流れる。
まるで絵画のような約10作品はどれもとても写真であるようには思えない。
入口近くに掲げられた作品
「菊の匂いに誘われて」

あたかも切り取られた映像は
永久の歴史をさまよってたどり着いたようだ。

2017年5月18日

新緑と龍


ここは祇園、建仁寺。
天気が良いのでぶらっと四条に出掛けた。
そこで立ち寄ったのが、この寺、
臨済宗建仁寺派の大本山である。
庭の緑が大変美しく、眺めているとすがすがしい気持ちになってくる。

この寺には壁と天井に龍がいる。
龍は水の神。火災から建物を守ると言われている。
壁の龍は海北友松作。

現在京都国立博物館での特別展覧会に出品中で
拝観時は高精度の複製画になっていた。

もう一つの龍、
法堂の天井画は小泉淳作氏によるもの。

あまりにも大きな2頭の龍が
親しみある穏やかな表情で見つめている。見つめあう。

力強い龍の手が私の心をわしづかみにするのに時間はかからなかった。

芸術の力強さを実感した五月の一日だった。

2017年4月27日

オーケストラ・アンサンブル京都

先日はO邸完成見学会にたくさんのご来場ありがとうございました。

完成に際して2度にわたり見学会をさせていただき
お施主様には大変感謝しております。

このような感じのお住まいになりました。

キッチン前のカウンター


音楽室に置かれたご主人様のチェロ

さて先日、お施主様がご夫婦で出演されている演奏会に行ってきました。

会場は京都コンサートホール 大ホール。
客席は満席でした。
ご主人はヴァイオリン、奥様はフルートの担当です。

メインの楽曲は
サンサーンスの交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」。

ぜひ大ホールのパイプオルガンでこの交響曲を演奏したいとの
思いでこの楽曲を選ばれたのだとか。
繊細かつ迫力ある素晴らしい演奏でした。

次回演奏会(第21回)は2018年1月28日、
長岡京記念文化会館大ホールにてとのこと。
次回も是非聴きに行かせていただきます。
楽しみです。

2017年4月12日

桜が満開です

ようやく桜が満開しました。

会社近くの建勲神社

会社近くの水火天満宮(すいかてんまんぐう)

会社近くの本法寺

今年の満開は昨年よりだいぶ遅く、花を見るとようやく春が来たという感じです。

烏丸寺之内さくら公園

桜の開花が遅くなったのは、春先の気温が低かったのが原因です。
気象庁の方も京都の桜の標準木をいつもより長く見られていたことでしょう。

寺町本満寺

最近知ったのですが、開花の予想方法に「600度の法則」があるそうです。
2月1日以降に観測し始めてから15℃以上の日を数えていき、
毎日の最高気温の合計が600℃になったら開花するという法則です。
80%以上の確率で前後3日以内に開花日を迎えると言われています。

加茂川の草花

加茂川の桜

植物園のチューリップ

千本釈迦堂

おかめ桜

ある仮定の基に、丹念にデータを拾い集めていく。
この法則も地道な探求の結果、導き出されたものなのでしょう。
その努力に頭が下がる思いです。

来年もきれいな桜が咲きますように

2017年3月31日

本満寺の桜

桜の季節になりました。

ここは上京区寺町通、本満寺。
枝垂れ桜で有名なお寺です。

境内をしっかりと押さえつけるようなその姿、りっぱです。

花の咲きは2分咲きというところでしょうか。

満開まであと少し。その時が待たれます。
その姿、どんな姿になっているのでしょうか。

2017年3月21日

梅と桜

梅を見に昨日3月20日、北野天満宮に行きました。
少し遅れて、今が見ごろです。

地面に落ちた梅と私の影

彫刻の梅と実物の梅が重なり合います。

梅の枝は折れて重なり合っています。

こちらは同日の平野神社の桜です。
数本が既に満開でした。

園内は花見の茶屋の準備工事中。

座布団も干されていました。

桜の満開は4月初めでしょうか。もう少しお待ちください。

Webからお問い合わせ 0120-296-481