2016年6月10日

大詰めです

今年2月から工事を始めている堀川北大路近くの
新築注文住宅Y邸工事が大詰めを迎えています。
室内では、今、ぬり屋の下地になっている竹クロス貼りが進んでいます。

室内の床、天井に木。勾配天井にも木材。
柱は無垢の檜でしっかりと住まい全体を支えます。

一台の暖房機器が、2つの吹き抜けを含む住まい全体を暖めます。

これからは外構工事も進めていきます。
完成見学会は、7月30日・31日の土日を予定しております。
わかりやすい場所ですのでぜひお越しください。
詳しくは、後日、ホームページ上で案内させていただきます。

2016年4月1日

見えないところを大切に

堀川北大路の近くで新築Y邸の工事が進んでいます。
3月7日に上棟して建築金物が取り付けられ
社外検査2つが終了し、4月8日、9日で断熱工事を行う予定です。
私は、住まいづくりで大切にしなければならないのは、
完成してからは見えないところの工事だと思っています。

マザーハウスの土台や柱は全て檜の無垢(1本の木)材です。
檜は建立から1300年近い法隆寺五重塔にも使われ、
耐久性では欅(けやき)に勝ると言われています。
ほとんどが壁にかくれる柱などの構造材、取り換えられないものだから、
安心できるものを使います。
マザーハウスは小屋裏空間を有効に使うことができます。
真夏でも2階とほとんど温度が変わらず、ぐっすりおやすみすることもできます。
勾配屋根には、たっぷり厚い断熱材が取り付けられるのですが、
実はそれだけでは不充分なのです。
マザーハウスの屋根は施工方法に工夫を施します。


写真のように屋根材は2重貼り。
屋根と屋根は空間をつくることにより、暑くなって空気が抜け、
居心地の良い小屋裏をつくります。
完成すれば見えなくなる仕組みこそ、快適に住み続けることが
できる大切なマザーハウスの取り組みなのです。
完成すれば同じように見える住まいですが、
これからも見えないところを大切にしていきます。

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2016年2月1日

地鎮祭

今年はじめての地鎮祭を執り行いました。

場所は北区紫野。
前日からの雨により地面がぬかるんでいましたが
当日は雨もあがり、足元には養生をはりめぐらせたので
歩ける状態になりました。

四方払いへ

土地を清めていきます。

私どももこれから気を引きしめて工事にかかります。
上棟は3月上旬の予定です。
完成まで現場見学会を3回行いますので
よろしかったら是非見に来てください。

2016年1月8日

新年のリフォーム

暖かいお風呂で新年を迎えていただきました。
昨年末より浴室、洗面脱衣室、キッチンの増改リフォームをしています。
建物は中京区の京町屋で、昭和8年の建物ですから、築83年になります。
現在2人でお住まいになられています。
その浴室を解体し、新しく浴室と洗面脱衣室を作ります。

①お風呂に入るのにも外出ないと入れません。

②室外に洗濯機があり冬期はたいへん寒い洗濯の作業になります。

③浴室を含む水まわりを解体します。

④浴室、洗面脱衣室の基礎工事が始まりました。

⑤基礎の上に檜の土台が敷かれます。

⑥檜の骨組みが組み上げられます。

⑦外部に合板が貼られ、窓と家手口が取り付けられました。

⑧住まいが長持ちする通気工法仕上げです。

⑨洗面脱衣室の壁、床、天井に断熱材が取り付けられます。

⑩浴室の断熱材取付の様子です。
 丁寧な施工により一年を通して快適な入浴が可能になります。

⑪浴室が出来上がりました。

これで2015年の工事は終了しました。
お約束通り、これで正月、暖かくお風呂に入っていただけます。
工事は新年も続きます。

2015年8月17日

住宅見学バスツアー

立秋を過ぎ、朝晩に若干秋の気配を感じるようになったが
日中の暑さはまだまだ厳しい。
今年の夏もことのほか暑い日が続いた。
熱中症による救急搬送のニュースも多かったように思う。
京都は盆地という土地環境に加え、
市内の住宅は狭小間口の住宅が密集し
それぞれの住宅から排出される冷房の排気熱で
日中市街地の気温はぐんぐん上昇する。
このような環境で、断熱性の低い家に住むことは
特に高齢の方にとっては非常に危険である。
実際、高齢の方の熱中症はほとんど家の中で発生している。
さて、先日の暑い一日、
弊社がお建てした住宅を訪問させていただく「住宅見学
バスツアー」を行なった。
すでにご入居いただいているお住まいに
お邪魔させていただくのだが
お施主様には
快く見学させていただき大変ありがたく思っている。
室内の温度が外気の温度に左右されにくい
極めて高い断熱性と気密性の住まい。
室内は心地良い。
快適に住まわれているとのお施主様のお話をいただく。ありがたい。


天然木、天然素材に囲まれた空間は優しく、
参加者も熱心にご見学されていた。
家は住む人の命を守らなくてはならないと思っている。
見た目重視のデザイン性や価格だけで
最も大切なことをないがしろにしない住まいを
これからもつくり続けていく。
8月22日(土)に
京都の住まい講座勉強会を行います。
まだ空席がありますので
「住まいづくりでもっとも大切なこと」を
ご一緒に学んでいきましょう。

2015年5月15日

いのちと向き合い、いのちを育む


新緑が美しい季節だ。
この時期、「いのち」の息吹きや勢いを自然から感じる。
「いのち」は
私たちが最も大切にしている家づくりのテーマである。
「いのちと向き合い、いのちを育む」
この思いで私たちは住まいづくりを考えている。
いのちとは
まず第一に住む人のいのち

そして
住む人を支える自然素材のいのちのこと。

「いのちを育む」とは
いのちを大切にあつかうことである。
いのちあるものは「私はここにいるよ」と
問いかけをしてしてくれる。
たとえ死んでもその存在が問いかけをしてくれている。

いのちあふれるところに豊かさがあると思う。
癒され、ぬくもりを感じ落ち着ける場所となる。

住まいとは、
いのちを育みいのちを守るところである。
そして末永く生かすところである。
今日も複数の現場で
「いのち」が輝いている。


2015年3月16日

春の訪れ

先週、梅の名所 北野天満宮に行ってきました。
花の咲き具合はというと



   こんな感じでした。ただただきれい
ほのかに甘い香りがたちこめる宮に
たくさんの咲顔があふれていました。
今はきっと満開のことでしょう

春はやはりいいものです。

2015年2月2日

春を待つ


雪が舞う日曜日、四条大橋の上で撮った一枚。
底冷えの京都、北に見える山々は白く冷たい。
だがこの冷たさの下で植物たちは着実に春を迎える準備をしている。
2ヵ月後には桜が満開になっているのだから。

2014年11月17日

京都の秋


会社近くから見える左大文字
日に日に秋が深まり、
京都は本格的な観光シーズンを迎えている。
最近は海外からの観光客が急増し、
国際観光都市となってきた。
日本の四季の美しさを間近に感じながら
今日も仕事に励む。

大徳寺高桐院

堀川通りの銀杏並木

京都の秋は心をゆるくしてくれる。

2014年9月11日

My music collection no.9


…オール・ディス・タイム/スティング
ライブ収録日: 2001年9月11日
グラミー賞の受賞歴も多い世界的ミュージシャン、スティング。
数あるヒットアルバムの中でも、
この時期、特別な思いで聴くのがこの一枚である。
このアルバムは、2001年の9月11日に行われたライブを収録している。
今から13年前、まさに同時多発テロが起こったその日である。
イタリア・トスカーナにあるスティングの家の中庭で
世界中から200人を招待して行われたライブ。
その直前に「同時多発テロ」のニュースが飛び込んだが、
聴衆の希望で中止は免れ、
スティングが急きょ一曲目に涙声で歌ったのが
「Fragile」( フラジャイル/1987発表)だった。
Fragile とは「もろさ」のこと。
この曲は、人の世の不条理や暴力の哀しさ、そして人がどれほど弱くもろい存在か
ということを切々と歌った彼の名作ナンバーだ。
暴力、テロ、戦争は今も治まらない。
世の中を見渡せば、悲しいこと不条理なことは今なお続く。
奇しくも今日、日本では
3.11東日本大震災から3年半の節目を迎えた。
人のはかなさ弱さをどこかで知りつつも、
前を向いてそれぞれが力強く生きていく。

フラジャイル歌詞ページより
生身のからだに鋼の刃が突き刺さり
流された血が夕陽に染まって乾いていく時
明日にでも雨が降れば血痕は洗い流される
だけどぼくらの心を襲ったものは
いつまでも消え去りはしない
いつまでもいつまでも雨は降り続けるだろう
まるで星が涙を流しているようだ
人というものがどれほどもろい存在か
ぼくらがどれほど儚い存在か
人がどれほどかよわいか
ぼくらがどれだけ儚いか
(フラジャイル和訳歌詞より抜粋)

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