銀杏

今朝の堀川通り。
今、センターラインの銀杏並木がとてもきれいだ。
特に、朝日を浴びる時間帯が黄金色に輝いて美しい。

秋の深まりを感じながら、
今夜は銀杏の実を煎って味わった。

塩をふっただけのシンプルな秋の味覚。
ちょうど鹿児島から届いたうまい焼酎とよくあう。

今朝の堀川通り。
今、センターラインの銀杏並木がとてもきれいだ。
特に、朝日を浴びる時間帯が黄金色に輝いて美しい。

秋の深まりを感じながら、
今夜は銀杏の実を煎って味わった。

塩をふっただけのシンプルな秋の味覚。
ちょうど鹿児島から届いたうまい焼酎とよくあう。

50年前の11月13日、
ホワイトハウスの舞踏室で、あるコンサートがひらかれた。
第34代 ケネディ大統領の招聘による、チェロコンサート。
奏者は世界的チェリスト、パブロ・カザルスだ。
この時、御歳85才。
最前列中央に、大統領の姿がみえる。

実はこの写真は、私が特別な思いで持っているCDの
ジャケットに使われている写真だ。

(ソニー・クラシカル ベストクラシック100-No.19)
当時のホワイトハウスコンサートがそのままライブ録音された貴重な音源。
カザルスの素晴らしい演奏はもちろん、演奏中の迫力ある生々しい息づかい、
そしてケネディ大統領を含めた会場全体の反応や気配、空気感が
はっきりと伝わってくる。
およそ1時間のコンサートだが、
プログラム最後は、カザルス最愛の曲、
彼の故郷カタロニア地方の民謡『鳥の歌』でしめくくられている。

この曲には、平和への強い願いがこめられているという。
当時の政治的背景を考えると、
故郷を去らざるを得なかったカザルスが、
チェロの深くうなるような音色でまるで歌うように演奏している。
現実に対するどうしようもない憤りを、静かに伝えているように思う。
彼の切実な思いが、時空を超えてなお、聴く人の胸を打つ。
さて、何故私がこのCDを特別な思いで持っているか。
それは、このコンサートが録音された日、つまり
1961年11月13日が私の誕生日なのだ。
場所は違えども、自分がこの世に誕生した日の空気感を、
歴史的コンサートを通していつでも味わえることは、
大変ありがたいことだと思う。
私が持つクラシックコレクションの中でも、特別な一枚だ。

休日、時々音楽を味わいに行く店がある。
京阪出町柳駅すぐ近くの名曲喫茶『柳月堂』だ。

(1Fはベーカリー、2Fが喫茶店)
音楽が好きな人が、じっくりと音楽を聴くためにある、
数少ないタイプの喫茶店だ。

店内の全ての席は、前方の巨大なスピーカーに向けられ、
私語厳禁。
書きものをする際も、
「カチカチと音がする」シャープペンシルはお断りだ。
寒くなると、コート類を脱ぐ音も耳ざわりということで、
コートは必ず入室前に脱いでおかなければならない。
厳しいルールのおかげで、
店内の人は本当にじっくりと音楽を味わうことができるのだ。
ここには、クラシック好きで知られている
ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英氏もよく来られていたという。
実はこの柳月堂オーナーさんは、弊社お施主様のご親戚でもある。
店内に揃えられている名曲はほとんどがレコード盤。
あえて懐かしい音をリクエストするもよし、持参したものもかけてもらえる。
ゆったりとした店内のソファーに身を沈め、音楽に包まれていると、
前方の壁高くにかかげられたシンボル的存在の
ベートーヴェンのデスマスクが、
無言で曲に力を与えているように思えてならない。
百貨店(デパ地下)の生鮮食料品は価格が高いイメージがあるが、
意外とそうでもない。
例えば、
京都駅『伊勢丹』のデパ地下。
野菜が安く、種類が豊富。見ていて飽きない。
四条通り『藤井大丸』のデパ地下。
鮮魚はよくここで買う。質が良く価格も手ごろ。
(なぜか「梅干」もここと決めている)
上の二店は休日、帰り道に立ち寄ることが多い。
今回めずらしく『高島屋』のデパ地下で食料品を調達したのだが、
こちらは野菜に安くて良い品があった。
今回調達した食品。

やまと芋・・・250円(1本)
かぼす・・・100円(6個入)
天然ハマチは『藤井大丸』で1パック500円。
「やまと芋」は通常スーパーで売っている「長芋」より粘りが強く、
卵とダシでのばすと程よいとろみになる。
さて、
新鮮な天然ハマチは「お造り」用だが、
これだけの量を全部お造りでは飽きてしまう。
生の魚を食べる時は
たいてい、一部は飽きないようにマリネなどにして味わい方を変える。

(ツマを利用した和風マリネ)
今回「お造り」の他に、
一品はハマチと一緒に買った「かぼす」を使いカルパッチョ、
もう一品は「やまと芋」を使いハマチ丼をつくった。
カルパッチョはエキストラバージンオリーブ油であっさり香りよく、
ハマチ丼は少しゴマ油を足してこくを出した。
ハマチづくしの夕食。

(カルパッチョは粒マスタード添え)
美味しかったですよ。

先日、甥の結婚式に参列した。
身内の結婚式は久しぶりで、
甥も、もうそんな歳になったのかと
思わず我が身をふりかえる。
新郎・新婦はもとより、
参列している人たちのフレッシュな空気がとても新鮮だった。



これから新しい一つの家庭が築かれていくのかと思うと、
しみじみ嬉しかった。
仕事柄、
家族の幸せと「住まい」は切りはなしては考えられない。
日々、家族の幸せをつつみ込む住まいづくりに向き合っている。
幸せの器(うつわ)をつくる仕事の責任の重さに、
改めて身が引き締まる思いがした。
Kくん、おめでとう。
そして末永くお幸せに。

木の香り、特に杉や檜の香りは日本人に好まれる。
清々しい木の香りは気持ちも落ち着かせてくれる。
弊社が建てさせていただく住宅も、
無垢の杉板を床材にすることが多い。
自宅では時々、檜の木片(入浴用キューブ)を浴槽に浮かべる。
(使用後も天日で乾燥すると何回も香りが楽しめる)
今日は天然の大分産「かぼす」も一緒に浴槽に入れてみた。
自然の爽やかな香りに包まれ、真からリラックスできるように思う。
嗅覚も、味覚と同じように
人間の精神に深く関わる五感の一つだ。
豊かに暮らすための知恵に、「香り」もあるだろう。

休日の朝は、いつもの朝食にひと手間加えたい。
その一つが、私流のフレンチトーストだ。
食パンにひと手間加えて焼くだけの簡単な料理だが、
少しこだわりたいところもある。
まず必ず食パンに切れ目を入れる。
表面にタテヨコ、裏面は斜めに。(みみは切り落とさずまるごと使う)

そして調味液(卵、牛乳、砂糖、日本酒、シナモン、コリアンダー)にじっくり浸す。
日本酒を少し入れると香りと味が良くなる。
あとは油をうすくひいてパンをのせ、

最後にバターを加えて焼きあげる。
味がしっかり浸みこんだフワフワのフレンチトーストができあがる。


「家がほしい」
そう思うのは、
子供の誕生で家族が増えた時が多い。
子供がのびのび育つことができるように、と
多くの親が家づくりに願いをかける。
ところが、プランのメインである「子育て」は永久的なものではない。
子供は年々成長し、家族の数も増え、ライフスタイルも変化する。
家を永く使うためには、
その変化に対応できるものでなければならない。
そのための仕掛けの一つが、後施工の「間仕切壁」。
間仕切壁とは、家の強度を担う「構造壁」ではない壁のことだ。
必要になった時に壁をつくる。
プライバシーを守るための壁だ。

家族数やライフスタイルによって「壁」をつくる。

やがてその「壁」は取り去ることもできる。
永く住み続けるためには、
この「可変性」が実は大変重要なのである。

京都市左京区岩倉幡枝町 (正面に見える山は比叡山)
新米が出回る季節になった。
先日竣工したK邸近くでも、
ずっしりと実った稲が一面を黄金色に染めて、
秋風にザワザワと揺れている景色を目にする。
日本の美しく豊かな秋の風景だ。
米はいうまでもなく日本人の主食。
毎日食べるものだからこそ、
私は住まいと同じく、こだわりをもって安全なものを選びたいと思っている。
そこでよくお世話になっているのが、
左京区下鴨にある「はちぼく屋」さんだ。(「米」という字をよく見ると八と木だ。)

無農薬、減農薬栽培の米農家から直接仕入れている。
京都産はもちろん、日本の米どころ東北地方のものも多い。
今回の原発事故後の風評で、昨年産の米が手に入りにくく、
今年の新米が届くまでは品薄の日が続いているとのことだ。
そんな中、京都産、島根産と新米入荷の知らせを聞き、買い求めた。
こちらの店では、食べる時の米の鮮度も大事にしており、
少量ずつ小分けに買うことをすすめてくれる。
また、精米の歩合も細かく対応してくれる。

(玄米・3分づき・5分づき・7分づき・胚芽米・白米)
だから、いろんな産地の米の食べ比べはもちろん、
分つきの違いによる食べ比べもできる。
玄米で食べるなら、宮城産のササニシキが気に入っているのだが、
東北の新米入荷はまだ一ヶ月くらい先なので、
今回は、京都(丹後)産と島根(仁多)産のコシヒカリを小分けで買った。

精米で出る「米ぬか」も無料で分けてもらえる。
(無農薬の米ぬかは、ぬか床に欠かせないのでありがたい。)
玄米は一日水につけて、自家製「発芽玄米」にし、

竹炭を入れて炊き上げる。

ぬかがまるごと残っている玄米と、
ぬかで発酵させたぬか漬(自家製)は相性ばっちりだ。

漬物だけでも大満足。
今年はいろんなことがあったが、
日本に生まれたことのありがたさを感じ、
この旨味をかみしめる。

我が社が所属する、(財)京都府宅地建物取引業協会 第三支部
青年部の企画で、先日子供向けの野球教室が西京極球場にて開催された。
子供たちの前でバットを振っているのは、
現在野球解説、評論家としても活躍されている佐野慈紀氏。
我々の世代には、「近鉄の中継ぎ投手」としての印象が強い往年の名選手だ。
その偉大さを知らない子供たちだが、
佐野氏もち前の和やかな雰囲気で、野球をあまり知らない子供でも楽しく学ぶことができた。

贅沢な野球教室だ・・・ (佐野氏は初級レベルご担当)
また、同じく近鉄打線の軸として活躍していた村上選手、

そして巨人時代の抑え投手としての印象が強烈な
石毛選手にも来ていただいた。

(村上氏、石毛氏は上級レベルご担当)
往年のスター3人による贅沢な野球教室だった。
最後に少年野球チームと対戦、
時折見せる元プロ野球選手の「本物」のプレーに、
子供たちも、その偉大さを肌で感じることができたのではと思う。
「子供たちに夢と希望を」
いろんな分野での大人からの働きかけが
子供たちのこれからの何かのきっかけになればいいと思う。