2010年11月18日

孫や子供の帰りを待っていたい家

先日こんな新聞の記事を見た。
家を探すために何十件と完成した住宅を見てまわっているご夫婦がいた。
どこの家もよく似ていた。
もうこのあたりで家を決めようとしたところ、
すぐ近くに、無垢の杉板を使い、真壁であらわしのデザイン、ぬり壁の家を偶然見つけた。
今までよりも400万円高い。
しかし、今決めようと思っていた住宅と見比べて考えた時、
奥様はあることに気づき、悲しくなったという。
「今まで見てきた住宅には、私たちはこの先一生は住み続けないだろう。」
しかし、今見たこの木の家には「一生住める。」
今は小さい子供たちだが、この子が育って独り立ちし家を出ても、
帰ってくる「実家」になるだろう。
将来お父さんと二人で少しずつ手直しをして、
ゆっくり「孫や子供の帰りを待っていたい家」が今ここにあると思えた時、
涙が出てきたという。
400万円高いなどというのは何の関係もなくなったそうだ。
 ※参照 日本住宅新聞 「ロスコ・佐藤のマーケティング交信 第6回」
そんな「木の家」を私も京都で建てたいと思う。
孫や子供をずっと待っていられる家を京都につくり、
京都の人にずっと住んでほしいと思う。

2010年11月1日

小屋裏をのぞいてみました

1420年前の木材が使われている木造住宅の小屋裏をのぞきに行きました。
その小屋裏とは 世界遺産奈良県国宝元興寺 禅室小屋裏です。
1420年前の木材は飛鳥時代のもの。それ以外にも 奈良時代、鎌倉時代の材料も使われている。すべて檜材です。
どうして使われている材料の年代がわかるのか不思議に思いませんか。
その判定方法は、年輪年代法という方法です。木材の成長を示す年輪は気候の変動によって毎年その幅は異なっています。
その年輪幅の変動から年代を特定するのが、年輪年代法です。
樹皮が残っている木材なら伐採した年もわかります。辺材という木材の周囲にある柔らかい部分が残っている場合は数年か数十年の間に伐採されたことがわかります。
1420年前の木材は静かに小屋裏にありました。見つめているとあたかもタイムスリップした空間に入ったような感覚になります。
こんな古い木材が建築物を生かしていることを見てうれしくなりました。 

(写真 頭貫 飛鳥時代 590年頃の木材)

2010年10月22日

これが塩ですか


マグネシウム、カリウム、カルシウム、亜鉛、鉄、マンガン、銅、クロム・・・
といったミネラルが全てこの塩に入っている。
粉雪のように細かく、結晶の大きさは普通の塩の100分の1。
「常温瞬間空中結晶製塩法」と呼ばれる海水を霧状にして空中に飛ばし、
温風を当てて、水分を蒸発させ、一瞬に結晶させる方法でつくられる
沖縄宮城島の塩だ。
最もミネラル含有率が多い塩としてギネスブックにも登録されている。
その塩の名は「ぬちまーす」。
「ぬち」とは沖縄の言葉で「命」。
「まーす」とは「塩」のこと。
ひと口、口に含んでみる。
塩辛さはほとんど無く、にがみを含んだ甘さが口に残る。
体に塩が浸み入ってくる感じがする。
料理人からの評価も高いらしい。
吉兆の徳岡孝二氏も「これほど旨い塩はない」と絶賛したとか。
カリウムの成分が多いので塩分の取りすぎの心配がない。
(カリウムが余分な塩分を尿にして体から排出する)
1袋250グラム、1200円。
これが高いか安いか
ご意見待っ「ぬちまーす」。

2010年9月30日

あめ色が美しい

京都・上賀茂の家(年に一棟ペースの「建売住宅」)からの一コマ。
床板は杉の無垢板で、その上に自然塗料を塗ります。
これまで、「塗る前の床板」と「塗料を塗った後の床板」の違いが
比べにくかったのですが、偶然、比較ができることに。
なぜかというと、クローゼットの扉を閉めていたため、
その内部を塗り残したのです。
比べてみると、なんと自然塗料塗りの美しいこと。
あめ色のテカリが違います。
ドイツ製の、石油製品を含んでいない自然塗料が、
杉の木の板の美しさを最大限に引き出しているようです。
同じ自然素材が成せる技でしょうか。
夏の終わりのハーモニーのお話でした。

2010年9月13日

この夏のナラ枯れ

京都は三方山に囲まれています。
この夏、秋でもないのに紅葉しているようになっています。
これはナラの木が枯れてきているのです。
ナラの木を好む小さな虫が、ナラの木を攻撃します。普段なら、ナラの木はヤニで自分を守るのですが、この夏の雨の少なさの為ヤニを充分つくれません。
たくさんの小さな虫によって食い荒らされて枯れている状況です。
自然の異常気象により、思ってもいないことが起こります。
この少雨 虫にとっては好都合、ナラの木には不幸な状況です。

2010年9月6日

「聞きなし」

皆様「聞きなし」という言葉をご存知でしょうか
私もはじめて聞いたことなんですけど
 ほー法華経 (うぐいす)
 てっぺんかけたか (ほととぎす)
 特許許可局 (ほととぎす)
のように聞こえてくる音(声)を日本語に置き換えることを言います。
こんな表現けっこう多いんです。外国にくらべて日本は特に多いとか。
そうなら日本語は自然と一体になっている言語と言えるのではないでしょうか。
日本の文化の深さを感じる1コマです。

2010年9月2日

古い手水鉢


先日、会社の北側の植え込みの枝を植木屋さんに切ってもらいました。
きれいに切られた枝の下には、長らく使っていない手水鉢があります。
少しさびしい気がしたので、水を取り換え、金魚を三匹買ってきて放しました。

何か植木の空間が生き生きとした気がします。
今日から小さな心の交流がはじまります。

2010年8月10日

京都の夏に備えて

第一に京都のおもいっきり蒸し暑い夏。
京都は近頃花冷えから急に夏となる。
梅雨入りは6月10日ごろ。
祇園祭りの大きなイベント(7月17日)と共に梅雨があける。
梅雨時後半の相談事は、タタミ表面の湿気によるカビがある。
夏の陽ざしは強く、雨の日は少なく、夕立がときどき起こる。
夏の最高気温は、日本の中でも極めて高い。
39℃もたびたびである。
〜今までの京都のくらし〜
久しぶりの二人だけの休日。子供は田舎に行っている。
今日は朝早く起きて夫婦で映画を見に行く日だ。
ぐっすり眠れていないので朝起きても体がだるい。
映画を見るのは朝からが一番良い。
席もすいているし、静かにゆっくり見られる。涼しいのが何よりだ。
その後、気分良く二人で昼下がりのランチと決め込んだ。
二人で見た映画の話しをしながら車に乗り込む。
家に帰ったらゆっくり本でも読むか。そう思いながら玄関ドアを開ける。暑い。
急いで本を取りに小屋裏部屋へ向かう。
1階から2階そして小屋裏へ階段を一段づつ上がっていくにつれ、暑さが増していく。
もはや小屋裏は灼熱地獄である。
暑い2階の書斎で本を読むことはあきらめ、1階のサッシを開ける。
家のまわりのコンクリートやアスファルトを通った生暖かい風が室内に吹き込む。
さらにとなりの家のエアコンの室外器の熱風も押し寄せて来る。
こりゃたまらんとエアコンのスイッチを押す。吹付ける風で体を冷やす。
寝る前には寝室のエアコンを入れておく。
エアコンが切れた暑い部屋の中で私はいやな夢を見る。
ねむりが浅い。しかたなしに再びエアコンを付ける。
重い体を起して朝を迎える。いつものことだ。
TVが今日も暑くなると言っている。
これじゃ体がもたんわと私はつぶやく。
敷地の狭い京都で家を建てるには、高さ方向の空間の利用が重要となる。
私共の建てる住宅の半分が小屋裏利用のプランで家を建てられる。
その小屋裏部屋で夏の暑い夜もおやすみになれる家づくりを私共はしている。
そのためには1階と小屋裏の温度差を2℃以内にすることが家づくりに求められると思う。
京都の夏に備えて快適な住まいづくりのポイントは3つあると思う
1. 気密性(断熱性)
2. プランニング・・・空気の流れを意識して
3. 西、東窓の取り方とその対策
以上のことを考えれば、家じゅうを京都の夏から解放することが可能となる。
これは実感である。
〜石田工務店の家でのくらし〜
久しぶりの二人だけの休日。
映画も感動的だったし、ランチもおいしかった。
熱気に包まれた車に乗り込み、家に戻る。
玄関のドアを開けると、サラッとした冷気が体を包み込む。
いつもながら気持のいい家だ。
涼しいが風を感じない。
玄関から一番遠い小屋裏部屋でエアコンが一台静かに動いている。
階段を一段一段上がり本をさがすために小屋裏部屋に向かう。
涼しさがいつまでも体から離れない。
いつものように2階の書斎で本を読む。
充実のひとときが夕陽と共につつまれる。
この家に住んでからゆっくり寝むれるようになった。
夢を見ることも少なく、寝ざめも良くなった。
TVが今日も暑くなると言っている。
よし、今日もがんばるぞと心の中で私はつぶやく。
石田工務店の家でのくらしには、こんなドラマが繰り返されています。
京都のこの家ではどんな暮らしができるのか・・・
これが、石田工務店の高断熱高気密へのこだわりです。

2010年4月13日

グラスウールについてのお問い合わせ

石田工務店の無料メールマガジン「インターネット住宅講座」を見て頂いたお客様より昨日こういった質問がきました
「メールマガジンこれから住宅を建てる人必見! まちがいのない住宅を内緒で教えちゃいます 耐久性3 結露(3)でグラスウールなどのようにまわりの木材を腐らす心配とありました条件付きの土地を契約していまして断熱材がグラスウール10kgのところを16kgに変更していただこうと計画していたのですがグラスウールより発泡系の断熱材(ウレタンやスチレン)にした方が良いのでしょうか?」
この返信を本日お問い合わせの方にいたしました。同じように気になる方もいらっしゃるかと思いますので、返信内容をお伝えさせていただきます。
壁内結露の原因による木材の劣化を気にされているのであれば、
ウレタンやポリスチレンなどの発泡系の断熱材を使用した方が壁内結露の心配も少なく、安心です。グラスウールを10kgのやわらかなものから16kgのより密なものに変えれば
断熱性能は上がりますが、水分のため込みやすさはほとんど変わらないでしょう。
ただ、建築会社には 発泡系の断熱材を取り入れていない会社や、慣れていない会社があります。
建築条件付き土地の契約をされたということですので、その建築会社さんに変更できるか おたずねになってはいかがでしょうか。ただ、材料代としてはグラスウールに比べ高額になってくるので、当然建築費用が増加することをご承知下さい。
PS.壁内結露についてはグラスウールの取付方法や住まい手の生活の仕方により変わってきますのでこの点はご注意下さい。
今後のお幸せな生活を祈っております。」

2009年12月28日

住まいの成功・失敗・いろんな声をサポートします(8)

-お客様のいろんな声を想定してつくりましたー
○成功   玄関横の大型収納はつくって良かった。
玄関横に3畳弱の収納をつくり、外で使うものをいれてあります。長ぐつ、コートや三輪車迄何でも入れられます。扉があるので締めればすっきり。たいへん重宝しています。
設計コメント
 玄関横の収納の床の高さは玄関土間タイルと同じ高さにします。下部は重いもの、中ぐらいの高さは靴を置き、高いところは軽いものを置きます。
水分があるものを持ち込むので必ず窓か換気扇を設置して下さい。
○成功   あらゆるところに本棚をとりつけました。
本棚スペースはありがたいものです。本はもちろん小物を置いたり、カギなど仮置きしたりして使っています。壁の奥行きを使った本棚はスペースが有効に使えて大満足です。
設計からのコメント
 家のあらゆるところに本を置くことは、家族のコミュニケーションを深めることにもつながりおすすめです。構造上、強度を必要としない壁であれば、壁の奥行きを利用した本棚がつくれます。壁一面が本棚のような図書館のような部屋もおもしろいですね

Webからお問い合わせ 0120-296-481