2012年11月14日
エルミタージュ美術館展
京都市美術館で現在開催中の
『大エルミタージュ美術館展』に行ってきた。
ロシア、サンクトペテルブルグにある
巨大で荘麗な建物のエルミタージュ美術館。
ロマノフ王朝の宮殿でもあったこの美術館は、
ロシアの歴代皇帝が母国の威信をかけて収集し続けた
膨大な数の「美の遺産」を所有し、『美の百科事典』ともいわれている。
今回、その中の選りすぐりの名画が一挙に89点展示されるとあり
話題をよんでいたので混雑の中での鑑賞を覚悟していた。
だが、先日の日曜日、雨天だったこともあり
夕方(閉館2時間前)に行くと、並ぶことなく入れ、
2時間じっくりと鑑賞することができた。
ルネサンスやバロックの時代から1900年代まで、
レンブラント、ヴァン・ダイク、セザンヌ、モネ、ピカソ、マティスと
各世紀の「顔」ともいうべき名画が時代を追って堪能でき、
エルミタージュ美術館の規模の大きさを実感した。
さて、帰りに通った美術館横を流れる疎水。
木々がきれいに色づき落ち着いた景色。
「芸術の秋」 となった休日の午後だった。