2011年10月9日

美味探究 part9 -フレンチトースト編 -


休日の朝は、いつもの朝食にひと手間加えたい。
その一つが、私流のフレンチトーストだ。
食パンにひと手間加えて焼くだけの簡単な料理だが、
少しこだわりたいところもある。
まず必ず食パンに切れ目を入れる。
表面にタテヨコ、裏面は斜めに。(みみは切り落とさずまるごと使う)

そして調味液(卵、牛乳、砂糖、日本酒、シナモン、コリアンダー)にじっくり浸す。
日本酒を少し入れると香りと味が良くなる。
あとは油をうすくひいてパンをのせ、

最後にバターを加えて焼きあげる。
味がしっかり浸みこんだフワフワのフレンチトーストができあがる。

2011年10月2日

永く住むために


「家がほしい」
そう思うのは、
子供の誕生で家族が増えた時が多い。
子供がのびのび育つことができるように、と
多くの親が家づくりに願いをかける。
ところが、プランのメインである「子育て」は永久的なものではない。
子供は年々成長し、家族の数も増え、ライフスタイルも変化する。
家を永く使うためには、
その変化に対応できるものでなければならない。
そのための仕掛けの一つが、後施工の「間仕切壁」。
間仕切壁とは、家の強度を担う「構造壁」ではない壁のことだ。
必要になった時に壁をつくる。
プライバシーを守るための壁だ。

家族数やライフスタイルによって「壁」をつくる。

やがてその「壁」は取り去ることもできる。
永く住み続けるためには、
この「可変性」が実は大変重要なのである。

2011年9月24日

美味探究 part8 -新米編-


京都市左京区岩倉幡枝町 (正面に見える山は比叡山)
新米が出回る季節になった。
先日竣工したK邸近くでも、
ずっしりと実った稲が一面を黄金色に染めて、
秋風にザワザワと揺れている景色を目にする。
日本の美しく豊かな秋の風景だ。
米はいうまでもなく日本人の主食。
毎日食べるものだからこそ、
私は住まいと同じく、こだわりをもって安全なものを選びたいと思っている。
そこでよくお世話になっているのが、
左京区下鴨にある「はちぼく屋」さんだ。(「米」という字をよく見ると八と木だ。)

無農薬、減農薬栽培の米農家から直接仕入れている。
京都産はもちろん、日本の米どころ東北地方のものも多い。
今回の原発事故後の風評で、昨年産の米が手に入りにくく、
今年の新米が届くまでは品薄の日が続いているとのことだ。
そんな中、京都産、島根産と新米入荷の知らせを聞き、買い求めた。
こちらの店では、食べる時の米の鮮度も大事にしており、
少量ずつ小分けに買うことをすすめてくれる。
また、精米の歩合も細かく対応してくれる。

(玄米・3分づき・5分づき・7分づき・胚芽米・白米)
だから、いろんな産地の米の食べ比べはもちろん、
分つきの違いによる食べ比べもできる。
玄米で食べるなら、宮城産のササニシキが気に入っているのだが、
東北の新米入荷はまだ一ヶ月くらい先なので、
今回は、京都(丹後)産と島根(仁多)産のコシヒカリを小分けで買った。

精米で出る「米ぬか」も無料で分けてもらえる。
(無農薬の米ぬかは、ぬか床に欠かせないのでありがたい。)
玄米は一日水につけて、自家製「発芽玄米」にし、

竹炭を入れて炊き上げる。

ぬかがまるごと残っている玄米と、
ぬかで発酵させたぬか漬(自家製)は相性ばっちりだ。

漬物だけでも大満足。
今年はいろんなことがあったが、
日本に生まれたことのありがたさを感じ、
この旨味をかみしめる。

2011年9月14日

元プロ野球選手 直伝


我が社が所属する、(財)京都府宅地建物取引業協会 第三支部
青年部の企画で、先日子供向けの野球教室が西京極球場にて開催された。
子供たちの前でバットを振っているのは、
現在野球解説、評論家としても活躍されている佐野慈紀氏。
我々の世代には、「近鉄の中継ぎ投手」としての印象が強い往年の名選手だ。
その偉大さを知らない子供たちだが、
佐野氏もち前の和やかな雰囲気で、野球をあまり知らない子供でも楽しく学ぶことができた。

贅沢な野球教室だ・・・ (佐野氏は初級レベルご担当)
また、同じく近鉄打線の軸として活躍していた村上選手、

そして巨人時代の抑え投手としての印象が強烈な
石毛選手にも来ていただいた。

(村上氏、石毛氏は上級レベルご担当)
往年のスター3人による贅沢な野球教室だった。
最後に少年野球チームと対戦、
時折見せる元プロ野球選手の「本物」のプレーに、
子供たちも、その偉大さを肌で感じることができたのではと思う。
「子供たちに夢と希望を」
いろんな分野での大人からの働きかけが
子供たちのこれからの何かのきっかけになればいいと思う。

2011年9月8日

室内空気の質


休日、時々山へ行く。
特に自然林を歩くと空気がきれいでなんともいえない清々しい気分になる。
この清らかな空気感は実際に体感しなければなかなか言葉で表現できるものではない。
「マイナスイオン」や「癒し」という言葉でも簡単に説明することもできない。
この包み込むような大自然の心地よさ、
人間本来の生きる力を引き出してくれそうな空気感、
このような「母」のような空間を「住まい」にも取り入れたいという思いで
我が社で提案しているのが、自然素材の家「マザーハウス」だ。
構造から内装まで、国産無垢材を使用し、塗装も全て自然素材を目指す。
先日の弊社モデルハウス「上賀茂の家」(売約済み)体感会にお越しいただいた方に、
ご自身がアレルギー体質で、様々な住宅を見てまわっておられる方がおられ、
「入った瞬間、違いが分かる。空気が違う。」とおっしゃっていただいた。
「上賀茂の家」 撮影:USHan’MAID
部屋を明るく見せている白い塗り壁は、
帆立の貝殻を使用し、ホルムアルデヒドを吸収する壁材
「ONES WALL(ワンズウォール)」。

消臭除湿効果があり、簡単に塗り替えもできる安心・安全な素材だ。
注文住宅でもよく取り入れており、
以前お施主様のお子様にも塗装を体験していただいた。

住まいは基本的に天井も含め「壁」に囲まれている。
この壁にこだわると、部屋の空気感が全然違う。
さて、今度の土・日に行われる左京区岩倉幡枝町K様の新築完成見学会。
K様邸でもワンズウォールを使用している。
「左京区岩倉K邸」 撮影:USHan’MAID
室内空気の「質」、そして「間取り」でも子育て世代にやさしい家。
体感しなければ分からないマザーハウスの家、ぜひ今度の週末お確かめください。
左京区岩倉幡枝町K邸 新築完成見学会
9月10日(土)・11日(日) am10:00〜pm5:00
https://isida.jp/event/index.php?e=24

2011年9月4日

美味探究 part7 -ハンバーグ編-

ハンバーグは「ひき肉」を使う料理だが、
市販のパック詰めされた「ひき肉」は、表示があっても元の肉の状態が分からず不安がある。
だから私の場合、めったに「ひき肉」は買わない。
少しいい肉の「小間切れ」や「スライス肉」が安くで売っている時、
それを自宅でたたいてハンバーグ用の肉にする。
さて、使えそうな小間切れ肉を仕入れてきた。

(豚肉・牛肉とも「広告の品」)
それぞれを半分ずつ合わせてしばらく包丁でたたくと


あいびき肉(豚:牛=1:1)完成。
自分でたたいた方が舌ざわりが滑らかで
食べた時に市販の「ひき肉」にある妙なブツブツ感がない。
パン粉は、お気に入りのベーカリーの食パンをちぎって使う。

牛乳を含めてしっとりとさせる。
生パンを使った方がしっとり感が増して美味しい。
玉ねぎのみじん切には、炒める時「にんにく」もあわせておく。

にんにくを入れるとやはり味に深みがでる。
香辛料はシナモン、ナツメグ、コリアンダー。

(シナモンとコリアンダーは私流)
準備完了。

塩こしょう、卵を加え材料をよく捏ねてまるめて焼く。
焼きながら、ソースのベースづくりを同時進行。

油にバターを足すと味が良くなる。
ソース用のワインを煮詰める作業はいつものIHタイマーだ。

肉に焦げ目がついたら
できあがりだ。

肉の素直な味が活かされて、食べた瞬間笑顔が広がる。

2011年8月28日

工事途中こそ見ることが大事


本日は現在新築中の左京区松ヶ崎I邸の現場を特別に公開させていただいた。
https://isida.jp/event/index.php?e=23
足場で覆われた新築工事現場。
特にご近所の方は気になっていたらしく、オープン前からご来場いただいた。
また遠方から来られる方も多かった。
やはり、構造の見学に来られる方は研究熱心な方が多い。
完成時の住宅見学会はよくあるが、出来上がりの綺麗な部分だけを見ても、
家にとって最も重要な強度や断熱性能、耐久性は分からない。
だが、この大事な部分が見られる工事途中を公開しているところは少ない。
本日ご来場いただいた皆様はとても熱心にご覧になっていた。
断熱性能・耐久性を見る。
<吹付け断熱>

壁と勾配天井を隙間なく覆いつくす「無結露ウレタン断熱」と
その性能を最大限に活かすための換気口。(パイプまわりの隙間は
即座にウレタンで充填する)
このことにより空気の流れを完全にコントロールできる。
そして、強度を見る。
<接合金物>

土台と柱、筋かいを固定する三面補強金物
さらに、
断熱、気密性能向上への取り組みとして、
すべての隙間に発砲ウレタンを充填している。
細かい部分だが、
<床下からの気流止め>

(中央にベーゴマのように見える金物は、
土台にめり込んでアンカーボルトを強固に留める特別金具)
同じく、
<浴室と部屋の間の気流止め>

上の写真は浴室(奥)下部を取り囲むウレタン断熱と、
洗面所(手前)からのメンテナンスを可能にする「浴室断熱進入口」。
青い断熱材は取り外し可能になっている。
(パイプまわりの少しの隙間も発砲ウレタンで充填)
そして窓は、
最高レベルの断熱4つ星の樹脂サッシ。

I邸現場監督の岩本君がきっちりと管理している隙のない現場。
安心して暮らせる快適な住まいが出来つつある。
すぐ近くには比叡山を望む高野川。

このような美しい風景をいつまでも残すためにも、
私たちが今できることは、
省エネで快適な住まいをつくり続けていくことだと思う。

2011年8月24日

クリーンエネルギー


関西電力蹴上発電所 (明治45年完成の屋舎)
京都市内、東山のふもと南禅寺近く、ウェスティン都ホテル向かいに、
関西電力の蹴上発電所がある。
今も現役の「水力発電所」だ。
琵琶湖疏水を利用して明治期に完成した発電所。
その後、原子力発電の時代になっても、
地道に京都の真中で電気をつくり続けている。
生産量は他に劣っても、温室効果ガスを出さず、運転コストは最小限、
クリーンな自然エネルギーだ。
永年の功績と先人の偉業を今さらながら讃えたい。
すぐ近くには琵琶湖疏水記念館。(岡崎)

京都市はこの岡崎地区で、自然エネルギーによる電力自給を計画しているという。
岡崎は平安神宮を正面に美術館や動物園、京都会館などが立ち並ぶ文化ゾーンだ。

エネルギー資源や省エネルギーについての関心が高まっている昨今。
私達は何ができ、何をしなければならないのか。
住宅でも「省エネ住宅」「太陽光発電」などの普及が急速に広がっている。
お客様の意識も高い。
私はこれからも、住まいづくりの「半歩先」を歩む工務店として
社会に貢献したいと思っている。

2011年8月20日

美味探究 part6 -ソーセージ編 -

京都市北区、北山大宮の交差点を北へ約100mのところにある
デリカテッセン「かわきた屋」。
ここのご主人が作るソーセージはうまい。
知る人ぞ知る京都の手作りソーセージの店だ。
よく遠方からも買い求めに来られている。(外国の方にも人気がある)
今日は、明日の会社のイベント「木工教室」で
参加者に食べてもらうホットドック用のソーセージを買いにきた。
注文したのは子供でも食べやすい「レーゲンスブルガー」。

(100グラム290円)
自宅用にも少し買って帰った。
一部は茹でて

(80度で5分タイマー)
そして残りは焼いて味わった。

(マイユの粒マスタードと相性ばっちり)
私が好きな素直な味だ。
だから手を加えずシンプルに味わう。
かわきた屋のご主人と

店内正面にはご主人が描いた油絵が飾ってある。
油絵とクラシック音楽をこよなく愛し、味にこだわりをもっているご主人。
(シベリウスを聴きながら絵を描くという)
話していると気が合う。
こだわりのものづくりが人を惹きつけている。

2011年8月17日

無垢の木材を守る


先日上棟した左京区I邸。
上棟後すぐ、大切な無垢の木材を濡らさないように
家全体をシートで覆う。
これは我が社の決まりごとである。
夕立ちを含め、刻々と変化する気象状況への対策は、
現場管理の重要な仕事の一つである。
先行足場

上棟日途中

上棟日完了時

この左京区I邸新築現場を
8月28日(日)一日限定で公開します。
なかなか見ることのできない工事中の現場、
家づくりの参考になりますので、ぜひご覧ください。
https://isida.jp/event/index.php?e=23

Webからお問い合わせ 0120-296-481